Time Capsule−タイムカプセル−in ソウル 韓国文化の家 KOUS(4/26)

小川麻琴さん主演舞台『タイムカプセル』韓国公演行ってきましたー。以下感想的な(ヘロヘロ申し訳です)。
・会場は地下鉄2号線三成(Samseong)駅4番出口から歩いて数分、一応事前に調べて周辺地図も印刷していたので、途中ファミマで飲み物買ったりしつつ無事17時20分頃たどり着くことが出来ました。1階でトイレを借りて(こちらはペーパーが水に流せる方式でした)2階に上がると既に入場待ちの列が。時間になり、受付開始。当日払いと事前予約は同じ場所で受付が行われてました。
・会場内に入ると、日本と同じくBGMは音楽担当の石橋光さんが弾き語りをされてました。最初余りにナチュラルで着席してからおおっと気がついた。
・前説はいつものお2人に加え今回は通訳としてコン・テユさんが登場。翻訳作業を交えることでよりコントっぽさが増してた感じ。
・座席の位置は、後から考えると舞台に向かって右がイケメンファンな皆様、真ん中がツアーご一行、左が個別予約者っぽかったような(あくまでも印象ですが)。
・こちらの会場、椅子の座り心地もよく座席の前後も交互に配置されてて中々に見やすかったです。
・18時になり、舞台開始。今回、日本公演と大きく異なったのは、背後にスクリーンが下りていて、そこに日韓の字幕が映し出されること。基本的にセリフに忠実な訳ですが、時折ニュアンスが近い別の表現になることもあり。あれタイミング合わせるの大変だったろうなー。
・やっぱり言葉を解する方が多いからか、ハングルのセリフにいち早く客席の反応があったり笑い声が上がったりしているのが新鮮でした。
・あと、梨沙が明日香に事の真相と今まで秘めていた感情をぶつける所や、ヒョンユンとテジのやり取りの辺りも、より会場側の受け止め方が深いなという風にも思いました。
・園長と浅見先生が駆け引きする研修会の行き先が熱海→済州島に。
・マコラッチョ関係では、初っ端でヒョンユン退学処分及びダンス部廃部の危機でキレる明日香を良平が宥めるシーンでやにわに良平を演じる紅葉美緒さんが小川麻琴写真集を広げたり、ヒョンユンが練習復帰するシーンでもイ・テガンさんが「超!超!超!イイカンジ!モーニング娘。サイコ〜!!」と叫びつつ写真集掲げたりとそこかしこの場面で当該写真集が登場してました。
・↑の場面は割かしシリアスな場合が多いのに思わず笑っちゃうマコラッチョの姿が見られたりも。
・そして物語の構成的にかなり大きく変わったなと思ったのは、オープニングとエンディング、廃校となった海風学園で過去に思いをはせるのが5代後のダンス部後輩ではなく浅見先生になっていたということ。先生はアメリカ留学をしていたという設定らしく、明日香に向かって「ごめんね、大事な時に一緒にいられなくて」的なセリフがあったりも。個人的にはこれは結構スムーズに物語入りやすくなった感じがしていいんじゃないかと思った変更事項でした。
・クライマックスのパフォーマンスでは、太鼓演奏が途中で一瞬バラける印象受けた時もあったような。リハーサル時間もあまり取れない中での本番だったとのことで、大変だよなぁと思いつつ。でも基本的にダンスも太鼓も迫力あり熱気溢れるパフォーマンスだったのは間違いないです。
・ああ、マコラッチョはまったく外しなし。前日遅くまで生放送出演して公演当日韓国入りしたとは思えない熱演及びダンススキルを見せて魅せてくれました。
・終演後、キャストの登場時に大きい声でフォンチーさんの名前叫んでる方がいておおー熱い!カッケーと思った。
・マコラッチョに対しても一際拍手と歓声が起こっていてよっしゃ!(?!)と。
・そうそう、イケメンキャストの皆さんに対しては、まさに黄色い声が飛んでました。何せ通路でヒョンユンと和也が言い合う場面をすぐ傍で見上げていた女性陣はもうまさに瞳に星が浮かぶというイメージ画像に使えそうなキラキラっぷりでこれまたさすがだなー(?)と。
・カーテンコールでは、小川さんが挨拶をして、ヒョンユン役のイさんが通訳を務めてました。マコラッチョがついつい長文続けちゃうと「長いよ」とイさんから注文が付いたり、しばし喋ってからおもむろに「ハイ」とイさんに振ったりなんて様子がコミカルでユカイでした。
・終演後には日本公演に引き続き、キャストによる東日本大震災への募金活動が行われるとのアナウンスが。てっきりすぐに列が出来るものと思ったのに中々列が出来てなくて、思い切って募金テーブルの前に行ったら、小川さんから『わ〜、来てくれたの〜!?ありがとう〜!』と笑顔で声をかけてくれてテンションUP。もちろん緊張もしましたが、ここまで来てしまっていたら、という開き直り(って表現もアレですが)もあり、「大変だったんじゃないですか、前日生放送で」『そうなのー、昨日終わって、今日来て』『わざわざ来てくれてありがとう』「いや、でもいいきっかけになりました、韓国に来る」みたいなカンジで多少会話も出来まして。「(今回も)すごかったです(←カッコよかったです、だったかも)」『ありがとう〜!気をつけて帰ってね』「はい、これからも応援してます!」『ありがと〜!』といった具合で小川さんとのやり取り終了。。っていうか今考えたら結構長くなっちゃってたんじゃないか。スミマセン。そして募金をしてフォンチーさん、イケメンの皆さんにもカムサハムニダ、ありがとうございます、と言っていただき会場の外へ。わ〜豪華な時間だったなーと思いつつ宿泊しているホテルへの帰途についたのでした。
・今回、韓国公演を観たことで、作品世界と登場人物と演出側が訴えようとしているテーマのバランスがだいぶ素直に受け取れるようになった気がする。日本公演では(多分に個人的な嗜好もありつつ)テーマの訴え方の直裁さや方向性への違和感に首をやや傾けつ、といった側面も無いではなかったのだけど、演じられる地が異なること、それも物語の大きなカギとなっている要素の一つに関係する国で上演されていること、そのことから来る演者の新たな情熱、受け止める観客の感じ方、様々な要素が重なることで物語の大きな流れをよりスムーズに迎えられるようになったのかな、と。や、でもあくまで日本公演の最初のほうで受け取りにくかったってのは私的な好みの問題って部分も大きいんでほんと、気にしないでください(誰に言ってるんだ)。
とにかく、観に行くことが出来てよかったです。公式の観劇ツアーは参加できなかったっすけど!でも感情表現より豊かに演じ、力強くしなやかにいきいきと踊る小川さんの姿を目にすることが出来、作品についても新たな感じ方で観れて、すごいなと思った演者に直接少しでも感想をお伝えする機会があったということでもう十分すぎるほどでした。本当に、素敵な時間をありがとうございました。