私立ハスハス女学院!! in 築地本願寺ブディストホール(12/20)(12/22)

観てまいりましたー。以下感想とか(ヘロヘロ申し訳&念のためネタばれ注意)。
・小川のまこっさんと新垣さんとミッツィーさんという喋れてMCも務めれるという共通項ありつつ少しずつ個性の方向性が異なるという興味深いお3方によるこちらの舞台、初日どうしても観たくて職場早退して関東を南下して築地の街へ。ふらふらと回転する寿司屋に入って散財したりしつつも開場前には築地本願寺のホール前に着。Twitterのつぶやきを参考にさせて頂き、更にスタッフさんの誘導が徹底してたので迷わずすみました。
・グッズ売り場には3人のブロマイドとTシャツと劇団過去公演のDVDとパンフレットがあり、MOSH5のDVDと3ショットのブロマイドとパンフを購入して少し待つ内開場。席は中ほど。
・少し懐かしいJ-POPのカバーが流れるのを聴き、そしてお3方の場内アナウンスが放送されておおーと思ったりしてたらいよいよ開演。まこっちゃんを筆頭にステージ上に現れるジェイピールーム所属女優陣…てまこっちゃんスカート長いな!
・ここで簡単に各出演陣のキャラクター説明すると、まこっちゃん=スケバン(ファッション古め)、ガキさん=スケバン(ただしスカートは短め)、ミッツィーさん=お嬢様(スカートふつう)、あと男みたいな女の子というかようするにオカマな女子?役でKatooさんと生徒にビミョウな反応されがちな教師役を図師光博さんが務めていました。ちなみに3人の役名=本名です。
・んでもってストーリーは、麻琴と里沙と愛佳はクラスメイト。オカマのカトゥーとユカイな?図師先生の元、ニギヤカな学校生活を送っていたのだけど愛佳は実は親の都合で転校することになったことを麻琴に言えてなくて、幼馴染なだけあってひょんなことから間接的にそのこと知ってしまった麻琴は勢い余って愛佳に絶交とか言ってしまう。しかし里沙や図師先生、カトゥーの働きかけもあり、無事クリスマスの日に仲直りできたのでした。めでたしめでたし。
・と、割と直球なんですけどその合間にコントとかほぼご本人のキャラ活かしたゲームとかが挟まれ、更に20日と22日のゲストがそれぞれくっすみの小春さんとよっすぃ〜親分であったのでこれがもーめっちゃくちゃな状況で図師さんの冷汗が止まらない事態となってました。
・以下、自分のために簡単な流れなど。

第1部:私立ハスハス女学院のショートコント
1.3人登場〜キャラ紹介、伏線となるアイテム登場(小川さん=黄金時代の巨人軍カード収集(但し一枚欠けてる)、光井さんおじい様のかたみのネックレスのチェーンが切れた(カトゥーとぶつかったせいで))
2.補習事業(という名のミニゲーム)(注1)
3.光井さん転校について先生と相談
4.先生が転校生(=ゲスト)紹介(注2)
5.先生と転校生トーク(注3)
6.光井さんの転校が(カトゥーのせいで)小川さんにバレ、小川さんキレて絶交宣言。
7.先生が転校生に部活紹介(注4)
8.カトゥーが小川さん新垣さん所属のレディース集会に潜入(注5)
9.新垣さん、小川さんを叱り、説得する。
10.駅前のクリスマスツリーの前で新垣さん、図師先生、カトゥー見守る中、小川さん・光井さん仲直り。プレゼント交換が某有名な物語(時計の鎖と髪のヤツ)的になりかけるも先生のおかげで無事交換成立。みんなハッピー!(有馬記念外れた先生除く)
11.体育(ミニゲーム)(注6)

第2部:3人によるライブ

・以下、20日と22日の感想ごっちゃになってますスミマセン。
・(注1)は、お3方+カトゥーさんによるゲームが行われてまして、20日は数学(というか算数)としてメンバー2人が出て片方が図師先生の問題解きつつもう片方の悩み相談に答える、22日は昼が英語で、夜は国語という風にそれぞれ出題されてて、20日はミッツィーさんが悩みを思いつかずに相談相手の小川さんに次々お誘いかけて(ランチ行きません?→行こう!焼肉行きません?→行こう!)たり、22日には互いの出題を見事答えたガキさんミッツィーさんが抱き合ったり(勢いのって光井さんがガキさんをぶん回す場面も)みたいなセンパイ後輩の交友模様が見られたりして個人的に和みました。
・(注2)や(注3)(注4)は、まあーちょうど観た回のゲストが久住さんや吉澤さんだったのが、ほんと…濃かったですねぇお2人とも。久住さんは(注4)でまこっちゃんガキさんが扮する空手部・チアリーディング部・演劇部の実演を弄ぶように次々見たいと言って翻弄した挙句キレたセンパイに「フザケンナ!」と叫ばれてイタズラっぽく笑ったりしててああー変わらないなーこの会話、と観てる側としてもニヤニヤ。
・更に、吉澤親びんときた日には、(注2)の登場シーンからして22の夜の回ではまったくリハーサルと異なる場所から勝手に小道具のカツラ被って出てきたり、(注3)でも段取りと異なるセリフの連発で図師先生の心拍数を上げまくったり、(注4)では昼・夜共に後輩2人を翻弄して「もー吉澤さんヤダー!!!」と訴えられたりハケ際に「バカバカバカー!」みたくこぶしでポカポカやられたりといったシーンが繰り広げられたりしてました。うーんすげぇや親びん。
・んでもって(注5)ではこわーい総長役としてミッツィーさんが2役(光井愛佳の姉という設定)務めてるんですが、そのキャラクターは演じるご本人が4公演目にしてもまだ掴めてないと吐露するような感じで、まあそれはともかくとしてここではそのキャラ濃い総長の命令のもと、麻琴と里沙と(何故か巻き込まれたカトゥーも)与えられたキーワードと小道具とモノマネを用いての即興劇が行われてました。まあここではまこっさん達の奮闘と共に笑いをこらえるミッツィーさんの様子も見どころだったと言えましょう。
・そして(注6)は、一旦物語を締めたあと、個人戦で点数を競うミニゲームを実施してました。点数のカウント役として久住さんや吉澤さんも参加してたので、積算式の持ち点が勝手に増減されそうになる場面もあったり。自分の観た回まではミッツィーさんがかなりのリードしてたんですが、千秋楽で逆転したのかなー気になる。なお、途中から賞品としてカニ一杯がプレゼントされることが発表され参加者のテンションを上げてました(ただし最下位の場合は罰ゲームあり)。
・第2部は、まず光井さん→小川さん→新垣さんの順でMC挟みつつ2曲ずつ披露、そして3人で2曲歌って締めという感じ。しかし、22日は2回ともラスト2曲でゲスト吉澤さんも飛び入り参加(夜公演は『愛車ローンで』のバックとして登場も)するという非常に豪華な内容になってました。小川さんやガキさんによると吉澤センパイは後輩が歌ってる最中ずっとソデで踊ったり温かい眼差しで見守ったりしてたらしい。わーそうぞうするだに和むなぁ〜。
・お3方ともそれぞれ歌声の違いがあって、その持ち味がいいんだよなー。ガキさんクッキリハッキリして張りがあって安心して聴けて、ミッツィーさん柔らかみや温かさ、キュートさと共に芯の強さも味わえる感じで、そしてまこっちゃんは中音から高音にかけての声域での切なさと伸びやかさを覚えさせてくれて。
・合間あいまのMCやトーク、演技中のアドリブでは色んなエピソードが披露されてました。覚えてるものあげますと、

・カトゥーさんは受付のお姉さんを食事に誘って断られ、次に衣装さんを誘うもやっぱり断られた(しかも衣装さんには自らのネタ「流れ弾〜」を言われた)
・(注3)の箇所で図師先生に一番にがてな生徒は、みたく問われた転校生吉澤さんが「あえていうなら〜小川麻琴さん?」と口にしたところで予定にないまこっちゃん登場、「ちょっとーほんとに傷つくからヤメてー」と訴えた挙句投げキスして去る。
・去年のクリスマス何してた、という話題で、娘。卒業してリハが無いクリスマスが初めてだったというミッツィーさんは高校時代の友人とディズニー行ったという話を。後で舞ちゃんからズルいよね〜と言われたらしい。
・同じくクリスマスについて、去年も「「稽古〜」」、今年も「「稽古〜」」と息ぴったりなガキまこ。
・後輩から「小春よりミラクル」と訴えられた吉澤さん。合間のトーク(ちなみにセットリストの合間は小川・光井→小川・新垣→3人という風にMCが入れられてました)で、3人が書いた2014年の目標を眺め、まずは光井さんの「お酒が飲めるようになる」。20日のトークの中で、小川さんから「光井ちゃんは気ぃ遣いだから、そんなにしなくていいんだよ〜とかえってこちらも気を遣っちゃう」「なんとかサワーを一口二口しただけですぐ顔赤くなっちゃう、そのままでいて欲しい」といった発言があったんですが、そのことに関して吉澤さんは後輩の肩に腕を廻し「こっちにおいで〜」とワルい道に誘い込もうとしてました。そんな吉澤さんはガキさんち遊びに行った際にガキさん自身はとっくに酔って寝ちゃってるのにそのお母様となんと朝5時まで杯酌み交わしたり、まこっちゃんと行った宮古島でもかなりのとこまでいったりしてたとのネタを披露。うーむ流石だ。
・しかしそんなセンパイも健康面に注意しなきゃという気持ちはあるらしく、これまた光井さんが掲げた人間ドックを受けたい(なお、ガキさんまこっちゃんは受診済み。皆若いのに早いな…)というのに共感して自分もやっておきたいとまたも後輩と腕を組んでました。何でもγGTP(でしたっけ?)が気になるらしい…て肝臓の数値じゃんかちょっと!
・他にもまこっちゃんからアニサキスにやられて11月の舞台中に救急車に運ばれた話(原因はシメサバ。そして光井さんもやけにお腹いたい時があって同じくシメサバのせいだったらしい)や、まこっちゃんが酔うと話方がオバちゃんぽく?なるとか、そして同期のたかーしさんのめでたい話についても同時期にお知らせがあったけど本人のブログで発表があるまでは…と一生懸命黙っていて、公式に発表になったー!とわかった後すぐにおめでとう記事をUPした、とか、吉澤さん的には初めて後輩に先を越されたので、来年はアラサーなことだしおめでたい報告ができるように、、、みたいな発言もあったりと色々盛りだくさんでした。

・物語としては上述したように大変シンプルな枠組みではあるんですが(コントだし)、小川さんの鋭い眼差し、光井さんの憂いがかった瞳、新垣さんの気づかわしげな表情、そしてもちろん、お3方の弾ける笑顔がストーリーに説得力を与えていたと思います。
といった具合に演技、お笑い、歌、トーク、ゲームと大変に充実して楽しい時間を過ごさせてもらったのですが、それと同時に印象深かったのは、着実に今回共演することで先輩後輩の関係が近づいてるということがMCやコント、舞台上でのやり取りからも感じ取れたことです。そして、小川さんや新垣さん、光井さんがそれぞれ活動を続け、こうして新たな関係を築いていっている様子をこの目に出来たのは本当に幸せなことであるなあとしみじみ感じた作品でもありました。本当、素敵な時間をありがとうございました。