ツラヌキ怪賊団『Beautiful Runner』in 銀座みゆき館劇場(2/1)

夜公演観てきました。以下感想とか(ヘロヘロ申し訳&念のためネタばれ注意)。
・今回観たこちらの舞台は出演者ごとにバージョンがあるお話しで、いわゆる推しである小川麻琴さんはRunners Crewとして出演してまして、そちらの回を鑑賞してきました。こちらのパターンで主人公(ですよね?)の猿渡を演じていたのは渡部将之さんという方で、小学生時代筆頭となってからかいイジめてた財閥のお坊ちゃん小湊とランナーとして競い走る姿がスゴいハマッててよかったんですわ〜。如何にもイタズラものだけどどこか憎めないような小僧がそのまま大人になったような、そして襲い掛かる数々の出来事にもついに自分としての在り方を捨てることがなかったという猿渡という人物、とても惹きつけられる人物だなぁと。そして一方で自分にもどうしようもないお金持ちの子息という境遇、そしていつも優しく助けてくれた女性への想いをもっていつしか冷徹な記録マシーンとして走るようになった小湊という人物、こちらを演じてらしたウチクリ内倉さんもいいなと思いました。そんな2人の役柄が持ち味とピッタリだと感じたがためにもう一つのパターンも観てみたかったなぁーと終演後思ったりもしました。
・お目当ての小川さんが演じた玲子という女性は結構当初から普通に猿渡一筋というか大人になるまで一途なところがいいよなーと感じさせてくれまして、なんちゅーか前半のクライマックス的な思い出の場所である校舎裏での一連のシーンとかうーわもう切ねぇなオイ!みたいな。小川さん普段のご自分のイベントとかではヒョコヒョコ愉快なお人なのに何で舞台では優しく繊細ででも芯が強く昔からの想いを大切にしていていざとなればその気持ちを真っ直ぐに伝えることもいとわないというような魅力的な女性を演じられるんだろう。いやもちろんヒョコヒョコなお姿も楽しくて大好っき♪ですし舞台上のキャラクターとしてはカッチョよかったり鋭い眼差しに射抜かれそうになったりというような人物もこれまで活力もって演じてらっしゃるし、要するに今回の小川さんが演じていた役柄もとてもよかったしマコラッチョさんの舞台姿も堪能させていただきました、ということです。
・他には「うぉっ、ミラクルひかるさん!」とか、黒田勇樹さんお久しぶりだなーでもあの芸能記者役とてもよかったっす〜とか、おーみまみさんはこちらの劇団さんの舞台では欠かせない存在ですよねとか
・終演後にはアフタートークが行われ、作・演出・作詞のIKKANさんも呼び込まれて舞台裏のしっちゃかめっちゃか具合(まこっちゃんは黒田さん達の衣装替えを手伝ったりしたらしい。あと袖からステージに出る所が低くなってるためうっかり頭ぶつけて痛いなーと思いながら演じてるシーンもあったらしい)や苦労話が聴け、ラストにはIKKANさんと松本一平さんとの歌唱も味わえたりと盛り沢山でした。
・物販もあるということで、色々気になったシーンがあったため台本を購入して帰宅。猿渡と玲子のあのシーンや主人公達の並走シーン等なるほどーと思いつつ読んで舞台を振り返ったり。
ということで、主人公とライバルとヒロインの三角関係及びその周囲の人々を含めた今回の物語、とても楽しく観させてもらいました。熱くて勢いあって、そしてラストは…ほんと、よかったです。充実した時間をありがとうございました。