キタムラ印プロデュース公演#5『ハナレウシ』(6/25)

さりげにこちらの舞台の初日観にいっておりました。以下簡易感想とか(ヘロヘロ申し訳&一応ネタばれ注意)。
・こちらの作品を観に行ったのは以前もりさきさんこと森咲樹さんがW主演の一人、そしてみーよさんこと三好絵梨香さんが出演されてた『金色のコルダ』に出てらしてその時ずいぶん印象的だったお一人である所の三上俊さんが登場されるというのが理由だったんですが、期待どおり、いやある意味それ以上にかなりいい具合な役柄演じてらっしゃいました。立ち位置としては主人公の高杉晋作と対立する人物なんですが、そこに至る心境やラストの行動に至るまでの姿を違和感なく演じてらして、登場する場面では自然と視線が引きつけられる存在感がありました。
・ストーリーについては、基本幕末クワシクナイードラマや演劇にしても90年代に浜ちゃんが竜馬演じてたものとかタイムスリップしてきた竜馬達と加藤ローサさんが出会うとかふくさきさんこと福田沙紀さんが過去と現代を行き来する(そしてさりげに真野ちゃんも登場)といった作品がスキーみたいな人間でしてこちらの作品内にて語られている時代の長州藩の立場とかもほとんど知らなくてあーこりゃ予習しときゃよかったと思いましたが河合龍之介さんが演じている高杉晋作の人物像は魅力的だと感じました。あと久坂玄瑞役の林修司さんもよかったなあ。
・一つだけちょい気になったのは、大林素子さん演じるお雅と川村りかさん演じるお紋のキャラクター造形は、うーん…。個人的にはちょっと浮きすぎじゃないかなーと。明るいパートを割り振って楽しい場面にするっていう意図があるのかもだけど、もっと、もちょっと何とか出来るのじゃないかなぁ。。お2人が気の毒に感じてしまって…。特に大林さんは『MOTHERマザー〜』での心に響く演技されてたのが印象残ってるし、川村さんもあの前半での喋り方は活かしつつ芯の通った部分とかも入れられたんじゃないかなぁ、なんて感じてしまいました。まあそれも勝手にこちらが感じただけで、演出の一環なのだろうとは思うんですが、こういう男性多い舞台の中での女性キャラ演じるメンバー目当てに行くことが多い(今回は違うけど)ものとしては、何かこう歯がゆいというかいたたまれなく感じてしまう度合が高いんすよ…。
・まあ上記の部分は置いといて、殺陣の迫力や高杉という人物を中心に彼ら幕末の人々が生きた時代の熱さ勢いを感じることが出来た舞台でした。観ることが出来てよかったです。
追記:わー6/26、27にはアフタートークありだったのか!聴きたかったなぁ〜。