NTTドコモ ファンタジースペシャル ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』in 東京国際フォーラムホールC(7/27)

ふくさきさんこと福田沙紀さん出演作、11時の回観てきました。以下感想とか(ヘロヘロ申し訳&念のためネタばれ注意)
・2日続けてお子様の多めな舞台観劇。ドリームシートという一桁台&妖精の粉というアイテム付の座席で鑑賞したんですが、演者の方々のパフォーマンスを堪能出来てよかったです。ちなみに妖精の粉はキラキラした1mm以下位の紙片が小瓶に詰められ、メイン3人(ピーターパン、ウェンディ、フック船長)のミニ3ショットが付けられたもので、舞台においてはもう少し大きい銀紙片を唯月さんが散らしていて最後のキャスト挨拶時にはサービスで空中飛行2往復位ある中で紙片も舞ってて見事でした。終演後そこここでちびっこやご両親がキラキラを集めてたのが微笑ましかったです。
・今回お目当ての福田沙紀さん、ウェンディの結構しっかり者な言動やピーターパン達を窘める表情などしっくりハマッてました。ピーターパン役の唯月ふうかさんとも歌唱シーンの声の相性合ってて、ユニゾンもハモリも聴き心地よかったです。
・ふくさきさん低声が効いてるのがまたいいんだよなーとも。
・あと、こちらの作品の前知識ほぼ無いままの鑑賞だったんすけど、ウェンディと2人の弟達も空飛ぶんすね!一同がピーターパンに連れられネバーランドに向かう時のスクリーンを効果的に使用した演出、こちらも飛行してる雰囲気味わえて爽快でした。
・フック船長のアクション見事。
・隣に座っていた親子連れのお母さんがお子さんに「お母さんも小学生の頃から観てきた」「○○ちゃんも子供に観せてあげなさいね」と話しててそうかーそうやって親子が連綿と観てきた作品なんだよなーと胸に響いたものがありました。
・響くと言えばラスト。大人になったウェンディとピーターパンの対話。そもそもネバーランドに居た時点から、幾度かあった抱きしめようとして逃げたりためらったりする姿があって、そして幾つもの時を経て、大人になってしまったことを告げる彼女の言葉を一度は受け入れられず慟哭するピーターパン、しかし彼女の娘に出会い元気を取り戻し、再び旅立とうと誘いかける。娘を止めようとするけれど、「私も飛べたらいいのに」という彼女の言葉に今度は彼の方から「大人になってしまったんだろ」と諭される。かつての自分たちのように空を駆けていく2人を見送りながら手を振り続けるウェンディ。うわー切ないとしか言えないじゃんか。かつての冒険の記憶を娘に語り、かつて浮き立つ気持ちを共有した彼を迎える時の眼差し。子供時代の明るくしっかりした姿と共に、大人になる寂しさを瞳に宿す姿もとても魅力的で心動かされました。
これまでピーターパンという作品については、もちろん有名だからキャラクターとかは知ってたけど物語の詳細や結末は知らなかったんですが、今回この演出で知ることが出来てよかったです。福田さんの演じる姿の魅力も改めて感じれたし、機会あればもう一度観たいです。