演劇女子部 S/mileage's JUKEBOX MUSICAL『SMILE FANTASY!』in 新宿 全労済ホール/スペース・ゼロ(10/12)

18時半の回観てきました。以下感想とか(ヘロヘロ申し訳&念のためネタばれ注意)。
・個人的に3回目の観賞となる今回、場内中ほどの列のやや上手側、程よくステージ全体が見渡せ、尚且つメンバーと目があった!と緊張しないで済む席(ヘタレですみません..いや最前とかそれはそれで嬉しいんすよモチロン!)。
・まごころと書いて真心(しんしん)さんの前説も今日で見れるのラストなのかーと感慨持ったりしながら待つうち開演。
・あれですよね今更ですが初っ端の今回の基本となるセット、いわゆる“あやちょ部屋”にメンバーがお邪魔しまーす!とあがってきた際に竹内さんが「なんじゃこりゃ!」と熊の縫いぐるみ発見してつまみあげた所にりなぷーさんがパンチパンチするのって我らジャンヌのオマージュ?
・ラスト近くでもう寝なきゃ!となった際に和田リーダーが一緒に眠る組合せてことで「かななん!」と呼ぶ響きがいいなって。
・上記シーンでいち早く“あやちょベッド”に潜り込もうとしたタケちゃんが「ベッドに寝る前に布団敷け〜」とたしなめられるとこも好き。
・福田さんの恋バナシチュエーションにてアンニュイな雰囲気の割にはやけに積極的な勝田くんが彼女を追いかけ廻し捕まえかけるところで思わずマイクに入る程吹き出しかけて慌ててシーッてポーズしながら自らの口を押えるタケちゃん。
・研修生、たぐっちさんの「今宵の〜」の絶妙な言い回し見事。あと斎藤夏奈さん柔らかな佇まいがいいなぁと感じました。
・田村めいめいさん、そこここの場面で肝といえる煌めきを見せてて。かにょんさん、ソロシーンでの圧倒的な存在感とメンバー達といる時の窘めるようなしっかり者のお姉さん的な言動と。竹内さん、少年時のニヤついちゃうようなキリリとしたオチャメさと女子としての姿の際の目をみはるような乙女への移り変わりと。あやちょさん、メンバーをふんわりまとめつつ静かに佇む男性役でのどこかジャンヌを思わせる聖的な雰囲気と。勝田さん、真っ先に寝ようとしたりするくせにさり気にツッコミ多く発してたりする油断できなさと天性の空気感と。
・そして中西香菜さん。昨年の『我らジャンヌ』のあたりからおっと思ってTwiitterでの頑張りもあるしそれからライブとかその間に更新されるブログとかでその姿や文章に触れるごとにかななんさんいいなーという気持ちがどんどん強くなっててリリウムのキャメリアでわーこれはヤラれた!となってたのですがこの作品でも更にその魅力を実感させられたなーと。『ヤッタルチャン』でのいきいきした姿、かななん総統としての声音変えるキャラづくりの効果、勝田さんや福田さんとのジャレあい、いいなー。そして歌声も低音利いてるし安定感や強さが増してほんと聴き心地いいです。
・終演後、ハイタッチではタケちゃんの「ありがとぅ!」という挨拶がインパクトあってこちらも元気にさせてくれました。此度も「楽しかったです!」マシーンと化してしまったんですがかななんさんには一応「ヤッタルチャンよかった!」とも何とか加えて会場を後に。
・そうして群馬までの道のりを帰りながら“スマイル”“ファンタジー”というタイトル、劇中歌にのせて、そしてラストに客席、更に彼女達を愛している人たちに向けて告げられる、この作品のテーマとも言える言葉。すごいな、作品を創る人って、と。
・(つか『ステーシーズ』とか『リリウム』みたいな作品と今回のこの物語を書けるってどういう…劇作家さんてまじすごいわー)。
・そして、物語世界を説得力を持って描き築き上げる力を持つに至った彼女達のこれまで味わった様々な気持ち、6人を、いやそれまでにこのグループのメンバーといて在った少女達を支えてきた方たちの存在をも感じさせられる、そういう作品だったと思います。
・自分は前にも書いてますが、今の6人という構成になってからスマイレージというグループ、何か楽しいかも!と感じ始めた人間で、その所謂推し方も軽いノリなとこあるのですが、そういう人間でもこの作品を観て胸にくるところ大きいのだから、こちらのグループ結成当初からメンバーの加入、卒業を乗り越えてずっと見てきた人達にとってはどれ程の想いを抱くのだろう、と思ったりも。
そういう具合で、千秋楽の一日前に自分の観劇機会はラストとなったのですが、今の6人を通じてハロプロを応援する楽しさをまた一段階上げてもらってる人間として、つくづく素敵な世界を味わわせてもらった日々だったなと感謝しています。これからまた3期が加わり、改名しても、彼女達が作り続いていく物語を、その歩む道のりをほんの片隅からでも応援していきたいです。