『一枚のチケット~ビートルズがやって来る~』 in 新宿 紀伊國屋サザンシアター(11/27)

初日観てきました~以下感想とか(ヘロヘロ申し訳&念のためネタばれ注意)。

 ・永島達司という人物を中心にビートルズ来日までの3か月を描いたこちらの作品、オープニングからグワーッときました。なんか、ミュージカル!て感じの幕開けだった。和田俊輔さんの音楽やっぱいいなぁとも。
佐紀ちゃん演じる“他”、確かにキャラ濃いな!そして絡むシーンの根本さんが自由というのも伝わってきました。これ公演ごとに更に顕著になってくんじゃなかろうか。佐紀ちゃんがんばれー…!
・高瀬ちゃん清野ちゃんと演劇女子部石井さん小野田さんによるビートルズファンの女子高校生達、個々のキャラクター活かしつつキャピキャピ感と強い意志とちゃっかり具合と熱い気持ちが魅力的でした。歌もダンスもよかった。
・汐月しゅうさんかっこいいな!これで矢島さんとホラー映画観に行った際には肩にしがみついておられたとかいうんだからギャップ萌えも最たる方ですよね。
・矢島さん、現実的でありつつもグループの来日のために手を尽くす役柄を演じきってた。クライマックスの長台詞のあとの歌唱が少しだけ涙声がかって聴こえたこと。永島という人物が呼ぼうとしたグループを愛するファン達と実際に言葉を交わし抱いた想いが演ずる矢島さんに深く込み上げたがためとも感じられました。ここのシーンの後方女子高生4人組の演技がまた良かったんだよなぁ。
千穐楽以外全公演で開催されるというアフタートークショー、今回は矢島さん・佐紀ちゃん福永マリカさん・上野なつひさんが登場。進行役ながらも時折持前のオトボケ発言する矢島さんをほのぼの見つめつつフォローするお3方といった構図でした。
ハロショイベもだったけど、佐紀ちゃんと矢島さんのやり取り懐かしさ感じてしみじみ。あと矢島さんと福永さんは互いを名前で呼び合ってて数年前の共演時からの仲良しさを感じさせられこれまた和みました。
・福永さんは演じるキャラクターが女子高生に暴言吐く役で、舞台裏でもっとイジめるようにと言われたのでもっと頑張る、と。ただ観る側としては福永さんが演じてることでヒールに対してもちょっと(でも実際は矢島さんと仲良しなあの方が演じてるから)みたいに心和らげることできる効果あって助かります(ああいう場面ニガテニンゲンなので…)。
・教師として共にいるシーンが多い上野さんから、佐紀ちゃんは絡んでて安心、みたいな発言もありました。演出の星田さんからもテンポがいい、安定しているとの言葉があったとか。
・他にも矢島さん佐紀ちゃん福永さんが同年代だし~と寄り添い上野さんが30代だから…とスネて慌てて3人が弁明する、なんて場面もあったりしつつ、終始和やかなトークでした。

という具合で、出演陣の魅力をそれぞれ感じられた舞台でした。今後数回観れる機会あるので色んな場面がどんな風に熟成されていくのか楽しみです。