舞台『嘘つき歌姫』in 新宿 シアターサンモール(2/19)

観てきました〜以下感想とか(ヘロヘロ申し訳&念のためネタばれ注意)。
・以前にも行ったことある筈なのに何故か中野にあると思いこんでた本日の会場、今朝道順検索して新宿御苑じゃん!とわかって事なきを得ました。危なかった…。
・駅から向かって、そだそだ、アクセスもよくて場所も地下1階と行きやすくて助かる劇場だった、と思い出す。ほんと、ビルの上階とかで移動手段がエレベーターのみとかだとタイヘンなんすよね…。
・とか考えてる内に開場、中へ。公演パンフレット及び、今回のお目当てのまこっちゃんこと小川麻琴さんが歌に参加してるという情報から公演楽曲CDも、そして演者さん達のブロマイドの中からまこっちゃんのものを購入して席へ。
・そして開演。導入から勢いあって入り込みやすい。劇団主宰役の山口という女性いいなーと思ってたんですが今パンフレット読んでたら岩佐真悠子さんじゃないすか、ビックラ!
・流れとして、本番3日前なのに脚本出来てなーい!→劇団に入りたいという女性現る→しっちゃかめっちゃかな中で客演ほっぽって入団希望者を主役抜擢!→ヘソまげそうになった客演を男役抜擢!→脚本ナシで演出しつつ口立てした内容を主宰が本オコシしていくという綱渡りながらも何とか進むかと思ったけどそんな中ヘンな舞台助手の助っ人(モドキ?)や主役射止めた女性の父やら学生時代からの仲間でありながら10年前独立していって今は大舞台で活躍している人物亜達が登場したりと色々あって脚本・演出家が言ってはならない発言を連発した結果さすがに愛想つかして次々と去る劇団員・関係者達。ひとりぼっち…になるかと思いきや、私がいます、と残ったヒロイン、そして…という感じで(説明力なくてスミマセン)。
・アレですね、人の心を揺さぶるモノ(物質に限らず)を作り出せる人はすごいな、と改めて感じた。かつての仲間が脚本・演出家に詰め寄る場面、この作品の、そして劇中作のタイトル『嘘つき歌姫』で語られる“嘘”の意味合い、それが“劇”につながってゆく、という。本当にヒッドいこと言われても、彼の生み出すストーリーに惚れ込み、それを形にして世界を築き上げていく劇団のメンバー、劇というものの魅力が語られている作品だなぁと感じました。
・出演者さん、脇役に心捧げる古株役務めてらしたおさるさん、芸名ネタで笑い取りつつ激情と心を込めた脚本家とのやり取り、沁みました。音楽担当の江夏コウジさん、歌素敵ですね。客演の大女優役務めていた折井あゆみさん、はっちゃけっぷりと男役お見事でした。そしてお目当ての小川のまこっちゃん!やー予想以上の活躍具合で。大女優のマネージャー役としての手堅さいいなー思ってたら意外な所からの演出家からの歌唱役としての抜擢されて影の(というか結構中央にも出たりする)歌い手としてあちこちのシーンでその歌声を堪能できて幸せでした。やっぱ少し高めな辺りの切ない声音特に好きだなー。あとダンスも観れてよかったです。
・そうそう、描かれていた小劇団がミュージカルにも挑戦!という設定で、折井さん始め演者さん達がミュージカル的に歌う場面幾つかあるんですが、物語の後半、作品のゲネプロ?通し稽古?という設定で披露された劇中作のクライマックスでの全体歌唱がもう、見事で。凄かったなぁ。サンモールが帝劇化してたというか。あの歌声聴くためにDVD欲しいなと思いました。通販で購入できるならしたい。
そんな具合で、見どころも、歌の面での聴きどころも満載の舞台でした。楽しかったし心に残った。観ることができてよかったです。