舞台『minako-太陽になった歌姫-』in 渋谷 CBGKシブゲキ!!(5/18)

観てきました。以下感想とか(ヘロヘロ申し訳&念のためネタばれ注意)。
本田美奈子.さんと言えば、ミュージカル女優としての印象が強くて、今回の観劇ではそこに至るまでの道のりやご家族・周囲の方々との関わりも描かれていて、どういう方だったのか新たなイメージが輪郭を持って浮かび上がってきた感じがしました。そして、田村芽実さんは文字通り本田美奈子.さんという女性としてステージ上で生きて歌っていたと思います。
・そう、めいめいさんの歌声素敵だったんすよ。スカウトを受けてデビューに至る姿、順風満帆に見えつつ試行錯誤し挫折や葛藤も味わい、やがてミュージカル女優として地歩を築き、更なる歌の階段を上るという一人の女性の生きる光景が彼女の歌と演じる力によって一層説得力を持って舞台上に出現していたのだと思います。
・そんな具合に着実な一歩を踏み出しているめいめいさんですが、上演後のカーテンコールでは共演の方に茶目っ気たっぷりに挨拶振って狼狽させたりと持前のイタズラっぽい笑顔も健在で何だかホッとしたりも。演者さん同士もつつき合ったりツッコミ入れたりしてて雰囲気もよくてそういう座組の環境の中でめいめいさんがスタートきれてよかったなとも思ったりした一幕でした。
・登場人物の中では、本田美奈子.さんを支え続けた高杉社長役の小西優司さんの存在感がいっとう強くて。自らの所属タレントのことを第一に考え、その意志をずっと尊重し続けた高杉社長のような方がいたからこその本田美奈子.さんの飛躍というのもあったのかなと感じたりも。闘病生活中の社長とめいめいさん演じる本田美奈子.さんのやり取り、互いへの思いやりと強く明るく居続けようという心とそれでも込み上げる胸の痛みといった要素を愁嘆場ではなく抑えた演出がなされていて、だからこそより一層胸が痛くなりました。あと野沢トオルさん演じる主治医の和泉先生、長田大史さんによる一ノ瀬看護士もいいなと。
・沿う形で流れていたストーリー、スランプの脚本家の物語においては、その奥さんと子供がいい人、いい子過ぎるだろー!と。あとその友人、�癲崎俊吾さん演じる西村お人よしすぎるよ!とも。あと娘さんのエピソードがまた…。
という事で、観応えある舞台でした。田村芽実さんの新たな歩みを目にし歌を耳に聴き、本田美奈子.という女性について更にその魅力を知ることが出来たひとときでした。行けて良かったです。
追記:本田さんMatthew’s Best Hit TVにも出演してらしたんだよな。改めて、その時々で応援している人が自らの求める道を進んで行く姿を目にすることが出来るというのは恵まれているのだと心に刻んでいたいと思います。
追記2:あと関係ないんですが、めいめいさんいずれきっと東宝ミュージカルのオーディション受けると予想できるじゃないですか。そして上述のマシューTVに往時出演してたソニンさん既に何本かミュージカル出てたりするじゃないですか。そのうち共演…?!実現したらすごいな。