大人の麦茶 第25杯目公演『おしり筋肉痛』in ザ・スズナリ(8/23)

観てきておりました。以下感想とか(ヘロヘロ申し訳&念のためネタばれ注意)。

 ・オトムギさんの物語で、確か前回観た作品もだったかなー、ずっと想っている、という心は実は既に思い込みになっていて、新しい想いを抱く存在ができているのだ、というような登場人物の表現があって、今回もそういう感じ(曖昧な記し方でスミマセヌ)があったような気がして、身近な対象に限らず様々な事柄に通じることだよな、と此度も胃の腑になにかくらったような心持になった。でも思い込んでおきたいこともあるんですよね…。
・というのは置いといて。やーやーやー。大人の麦茶さんやっぱいいなー。舞台の上で演者さん達が台詞を言っている、という認識からいつの間にか、やや離れた少し高い場所で再会を喜び言い争い弱みにつけこみ脅し殴り過去に驚愕し優しさに涙し共感を覚え泣きながらも精一杯の笑顔でいようとし、そして新しい一日がまた始まる。そんな人々の生きる姿を隣人として垣間見ているような心持になる。
・岩田有弘さん演じる社畜の新宮、後半で語られた過去とその際の前田と十倍との出会い、その語り口があーオトムギさん好きだな、と思う。ちょとですねあの、タイガーブリージングのあるシーン思い出しました。
石井杏奈さん、これから演者さんとしてますますご活躍されていくんだろうな。すごい輝いてた。
・今回のお目当て、清水佐紀さん。佐紀ちゃん役柄ハマってたー。てか佐紀ちゃん大人の麦茶さんという組合せについては既にこれまでのゲキハロにおける三億円少女戦国自衛隊死守セヨの2作品にて、いいなと思っている存在のこれ程の物語における心動かす姿を実現させてくださるとは…という気持ちを味わわせて頂いてたりするのですが、今回また新たな持ち味のキャラクターとして物語を築く一因として生きる光景を観れるなんて、ファンとしてとても贅沢な体験をさせてもらったなぁ、とつくづく思ったりしたのでした。本当ありがたい。
・あと関係ないけど佐紀ちゃんと矢吹役の和泉さんが接近!な場面に死守セヨでのお2人の役柄をちょと連想してこちらの世界では、ねぇ、なんてちょと切なくなりつつにやっとしてしまった。
そのような具合で、とても心揺さぶる想いを味わわせていただいたひとときでございました。観ることができてよかったです。
そして、一観劇者として、作演出の塩田泰造さんの一日も早いご回復をお祈りしております。