演劇女子部「タイムリピート~永遠に君を想う~」in 新宿 スペース・ゼロ(9/30)


観ました。以下感想とか(ヘロヘロ申し訳&念のためネタばれ注意)。

 ・元々、この日は研修生発表会行く予定でしたが台風のため中止になってしまい、更に全国握手会も30日は開催無し。そして翌日は月始めでしなければならない作業が職場であるが、台風の影響で朝の交通機関に乱れが生じる恐れがあるってことで新宿に宿泊予定だったこともあって、急遽当日券求めて会場赴いたら無事入手できまして観てきましたこちらの舞台。Twitterでの評判の高さから期待値が相当に上がっていたのですが、実際に鑑賞したら軽々と予想を上回る凄い内容。好みというのも勿論あると思いますが、本当よかったです。
・SFは少しかじった程度しか知らないのですが、タイムリピートものではないとある作品を思い出しました。
稲場愛香さんが演じるからこそ、という部分も大きいんだろうな。そういう意味では『気絶する程愛してる』も相当のハマり役でしたが、想いを伝えるという部分ではこの作品の方が…しかし、同じ時を生きる可能性としては…あああぁあ。
・、気絶~では大切な人を奮起させるためにわざと冷たかったりキツかったりする態度を取り、一人去っていくという結末にうわあーとなりましたが、こちらの作品では大切に感じるようになったからこそ、決断した方法は取り残される者、観る側にとって刺さるものとなるけれど、気づかないままなら孤独のままだった訳で…やはり結論はつきませんが個人的にはこちらの結末の方がすとんと胸にはおちます。ただしとても切ない…。
・演じるメンバー、威勢のいい高木さん男役ハマってるなー!かなともさん、宮崎さん演じる船長との関係性いいっすねぇ。清野ちゃんちょこまかお調子者の所と、前半のキーマンとなるクセ者感がやるなぁ、と。あと特技見事!山崎ちゃん岡村ちゃん、キュートなペアでありつつそれぞれの個性も感じさせる。高瀬ちゃん国益を求める軍人でありつつ、後半で垣間見せる人間味のバランスの取り方上手!前ここさん上官に忠実でありつつ、言うべき意見は具申する在り方が人情味感じてハマってる。宮崎さん、クルーを信じる船長というキャラクターが、普段ふわりとしつつもきちんと全体を見渡すリーダーとしての在り方に通じてると感じる。段原ちゃん、前半で示していた優しさが後半でこう繋がってくるのか…!と。声質、舞台でも映えますね。梁川ちゃん、冷静で取るべき手段をとる決断力もある役柄、お似合いです。
宮本佳林さん、ソーマというキャラクター、物語を通して成長する姿、芯の強さ、人を想う心の表し方、幾つもの場面で、見たかった佳林ちゃんの姿が舞台上にありました。
・そして、稲場愛香さん。なんかもー、なんでこういう役がはまってしまうんだ。すごいよ本当に。でも淋しいよ。舞台を降りた際のメンバーとの交遊模様をもっと見たい、目にして安心したい、と思ってしまう。それほどに物語の中のルナという役が似合い過ぎていて。何かもうなあ、ほんとになぁ。
・でもいなばっちょさんについては、カントリー時代に手腕を発揮していたあざかわ系の持ち味も宮崎リーダーに負けず劣らずのクオリティの筈なので、いつかそっち系(どっち?)で真価を発揮する役柄も観てみたいです。
・でも本当、とにかく宮本ちゃんまなかんさん演じるソーマとルナの歌声、心に刺さりました。すごかった。
・これはぜひ観劇好きなハロプロメンバー(かっさーさんやみなみなさん)の感想も読んでみたいな、あとまなかんさんがLOVEなくどぅーさんの感想も知りたい。高木ちゃんの男役感想も読みたいし、とも思ったり。
とにかく、とても心に残る舞台でした。できれば物語を知った上で、もう一度は鑑賞する機会を得たいな。でも、一度でも観たらその人の気持ちを揺さぶる作品であると思いました。観ることができてよかったです。

追記:そだそだ、うえむーさんの名前が!腕が良くて親切だけど新規メニューの開発に余念がなくて笑顔でクルーに珍味の試食を強要するリョウにしばかれてしまう!たぶんタイムリピート前のルナ以外全員毎回悶絶させていたんだろうな~というキャラクター、お似合いでした!(いやホメてますよ!)