演劇女子部『リボーン~13人の魂は神様の夢を見る~』in 新宿 スペース・ゼロ(11/16、17)

16日昼、17日朝の回観てきてました~以下感想とか(ヘロヘロ申し訳&念のためネタばれ注意)。

 ・回を重ねる毎に、メインのお話しの流れの他、アドリブ的な個所やちょっとした遊び心が加えられてよりユカイな感じになってる。各オーディションが行われる際の後ろの不参加者同士のやり取りや合格者としてセット上方に座るメンバー達が試験模様を眺めやったり新たに上って来た仲間達を祝福したりといった光景。個人的には待機中に清野ちゃん演じるチンギス・カンにちょっかいかける一岡ちゃん楊貴妃の構図がツボだったりします。
・生演奏や小道具使用しての芸披露といった本番勝負のネタがあるため時折アクシデントも起こったりするけれど、そういった場合への対応が出演者同士でさっと行われてておぉーと思った。元々ライブやコンサートでも突発的事態への備えとか考えられてるんだろうけど、起きた出来事に対して何が必要か、自らは何ができるか素早く考え対処する行動力を皆が備えていて凄いなと感じる。
岡村ちゃん、演じるモーツァルトのオチャラケながらも誰かが決めつけられるような評価される際に軽やかに異を唱える姿勢、その後の歌声も合わせてギャップに魅せられる。モーツァルトを尊崇するショパンとの歌唱がまた見事で惹きつけられました。
・上述の岡村ちゃんとの歌で小林ちゃんのハモりの上手さも改めて実感。また低い声での歌も映えるあたりアルト担当としての本領発揮だなぁとも。
・舞台挨拶、2名ずつが演じた上での感想等述べていくのですが、その中で17日朝の高瀬くるみちゃんから、“稽古の時から信長とのラストの台詞がボーイズラブに見えると皆に言われ続け、直前にキャラを変えたりしましたが皆さんどうでしたか?!”との問いかけがあり。や、確かにみなみなさん信長→高瀬ちゃん明智の転生前の台詞には観ていてもん?と思ったりもしたけど、まあ和解した際の素直な気持ちの発露とも言えるよな…とも気を取り直していたのに、まさかこぶビヨの一同も同じように感じてたとは…!てかそういう(どういう?)風に見えるのは見守ってる他の面々によるみなみなさん信長の発言を受けての(ザワ…)みたいな声に出さない、まるでついにアイツが告白…!みたいな漫画の一場面的反応も大いに影響してると思う~。
・しかしそれはみなみなさん高瀬ちゃんが演じた関係性の描き方にそれだけ説得力があったからだと思うし、高瀬ちゃんが挨拶の後半で述べてた「そういう風に見えるならその見方で楽しんでいただけたら」とかブログ

明日は!高瀬くるみ | BEYOOOOONDS 雨ノ森 川海オフィシャルブログ Powered by Ameba

における“色んな見方で私たちのお芝居を楽しんでいただけたら嬉しいですし、それぞれのペアだったりチームだったりに注目してみる公演を作ってみても楽しいんじゃないかなぁ~って思います!”の記述にも繋がる“鑑賞としての楽しみ方”の一助にもなってると感じます。一段と激しい殺陣の応酬も含めて野村信長・高瀬明智から今後も目が離せない!
という具合で、回ごとに物語そのものの練れ具合と共に出演する一同の役柄踏まえながらの個性の発揮への惹かれ度合も高まるこちらの作品、あと数度の鑑賞機会が更に楽しみです。