ネオロマンス・ステージ 金色のコルダ ステラ・ミュージカル in 天王洲銀河劇場(3/21)

夕方の回観てきました。以下感想とか(一応ネタばれ注意で)
・強風吹き荒れる中、何とか電車遅延の影響受けずに会場着。時間になって入場列に並ぶとそのほとんどが女性でおおーさすがネオロマンス系と思う。
・開演前及び休憩のアナウンスが、いわゆるプリンス的存在(でもそのウラの顔は…)的な方がそのキャラクターのまま演じてらしてそこら辺も徹底してるわーと感心。
・個人的にはこちらの劇の原作はおぼろげに各キャラくらいは覚えてるかなーて位の知識しかなかったので(ちょうど主に読むのがLaLa→LaLaDXに移りだした頃連載されてたため)果たして無事モノガタリ内の世界に馴染めるかなーとちょい観る側ながら緊張もあったりして。
・わーお髪色もしっかり区分されてる。オフィシャルサイトの制作日記によると髪型にも相当苦労と工夫が凝らされてるってことで。確かに見分ける上で助かったです。
・こちらの作品は主演と妖精役がそれぞれダブルキャストってことで、この日はヒロイン・日野香穂子を岡本あずささん、妖精リリ役を山内亜美ちゃんが演じてました。
・やー初っ端とかは結構気恥ずかしさも感じたりして、や、何か“少女マンガの世界がどーんと再現!”て目前にせまってる感じで「えーとこのキャラクターは昔見たコミックではどんな風だったっけ」とか考えつつ舞台上を眺める風なとこあったんですけど、でもその内ステージ上の世界に無事(無事?)引き込まれて観ることできたというか。
・高橋優太さん演じる土浦はいいヤツですね。
・岡本さんの歌声、低いところの響き・高い箇所の出し方ともに聴き心地よい声だなと思いました。演技も明るさと爽やかさの中に存在感あって。三上俊さん演じる月森とのデュエットシーンもよかったです。
・演者の歌唱でコンクールを表現てのもウマイなーと。
・しっかしクライマックスのとこ、ああなると何か香穂子と妖精のモノガタリとも受け止められるような。山内さんもきっちりキャラクター・声とも張りがあって凄いや。
・座ってた後ろの方で土浦と月森がやり取りする場面で小声で盛り上がってる方々がいておおーこれがかの有名な(?)カップリング萌えというものなのかと。
・川村聖斗さんのキャラの出し方、いわゆるハイド側に惹かれるって人も多いんすかねぇ。ついコワいと思っちゃいますが。
・冬海笙子役の笹丘明星さんとか庄司恵役の城戸愛莉さんとかもちょっと観たい感じの役柄でもあったような。
・そして、今回目当てだった三好絵梨香さん。演じたのが報道部所属の天羽菜美ということで、舞台となる学園内の音楽科vs普通科という対立構造から一歩引いた立ち位置にいるという役柄がちょうどよくはまってたと思います。適度な温度で要所々々の流れを導いていったり、切り替えたりというような、すぐれたバイプレイヤーといえる存在だったと感じました。『リボンの騎士』においても物語内で彼女が演じる役柄に惹き付けられるところ大だったりもして、今回も系統的に物語を進めていく役割を果たしていると。
・てか途中のコンクール出場者を紹介する曲とか、思ってた以上にきっちり三好さんが歌う箇所多めだったのが嬉しかったり。リボンの時も印象的だった舞台からの歌声は、今度のミュージカル内でもきりりと強く響き渡ってました。『猫目〜』や『凛として!』のような主演でも、今回のようなある種客観的なキャラクターとしても存在感示しているってのがいいよなぁと改めて思いました。
・原作コミックス14巻出てて更に連載中という条件の中、きっちりストーリーをまとめてスッとした流れを作り出してた脚本・演出の方もすごいなと思いました。更にミュージカルとして作詞も手がけてらした訳ですが、その内容も劇世界を表すもので全員で歌う『きずな〜コルダのテーマ』はステージ上で示される登場人物達の行動・感情の根底にある想いを描き出していたように感じました。
・帰路、受付近く確認したらしっかり椎名法子さんから三好さん宛に花が。さすがっす。
・という具合で、思ってた以上に楽しめた作品でした。これは、Wキャストのもう一組バージョンも見たかったなぁ。特にあと1人の香穂子役は猫目2でも中々に目が引かれた森咲樹さんとなるとよりそう思う。DVD一般発売される機会あるなら購入したいですわ。
・最後に、途中のプレコンテストシーンあたりの演者が会場後方から現れて客席いじる一連の場面でおおー豪華だなー賑やかだなーとのんびり観てたらおもむろに「すいません、ここ空いてますか?」と問われた次の瞬間の状況はちょっとすげーというかわー!?という感じで。まさかあんな角度で間近で、てか膝にって。ちょっともーご本人はじめ多方向に対してすげー恐縮ですけどもどんなファンクラブイベでも二度とないような貴重なサプライズ体験出来て幸せというか呆然というか、とにかくほんとどうもありがとうございますて感じの事柄でした。