高橋さん家と新垣さん家〜即興演劇サードステージ in 青山円形劇場(10/26)

定時退社の勢いで仕事放っぽらかして行ってきました。やーすごかった!以下感想とか(毎度ヘロヘロで申し訳です&ネタばれ一応注意〔ストーリーは即興だけど構成とかの点で〕)
・会社から奮発して的士飛ばしてきたおかげで開場まもまくの時間に円形劇場に到着。タクシーはやっぱ早いっすね。ただし鉄道利用の数倍サイフに響くのが…。
・こちらの劇場、以前来たのはマコラッチョの舞台でもう半年前か、早いなー。
・今回の席はファンクラブ経由ではないのでDブロック最後列。でも元々客席とステージの距離近い劇場なので無問題。全体も見渡せたし。
・時間になり、まず主演のたかーしさんとガキさん登場。まずはぐるっとステージまわりながら客席に手を振ったりして挨拶。緊張してるーとか話した後、演出の古厩智之さんを呼び込む。昨日は時間が足りなくなってしまった、とのこと。
・こちらの舞台は“ガチで演じる即興劇。2人の主演に毎回男性ゲスト1名が加わり、内容が変わる緊張一杯の舞台”(公演チラシより)てことで、この日のゲストつまみ枝豆さんも呼び込まれ、挨拶とか説明とか。流れとしては、前日に主演の2人に出されたお題を元に、出演する3名からネタ出ししてその中から幾つか選択して始めと真ん中と終わりといった具合に分けてエピソード出しして劇として組み立てて、休憩の間に演者はおおまかな筋を相談し、後半で一定時間内に実際に演じるみたいな感じだったでしょうか(あやふやでスミマセン)。
・この日のテーマは“衝突”。ちなみにネタ出しの際にはホワイトボードが使われるのですが、円形劇場なので裏側の観客のためにボード裏に演出家の記す内容を写し取る女性がステージ上に座って(そしてたまに一同にイジられて)ました。
・テーマに沿って3人から披露されたのは、下記のとおり(内容ホントウロ覚えです)。

ガキさん
・マネージャーさんへの間違い電話:現場へ行く際、いつもマネージャーさんに“あと5分でつきます。よろしくお願いしますと挨拶するのが、この日はかけても全然そっけなく訳が分からない対応されてムカムカしながら現場について、ちょうどフットサル練習中だったためその場ではなく小部屋に相手を呼んで問いただしたらそのマネージャーさんは電話を受けていなくてガキさんがマネージャーさんと同じ名前の親戚のおじさんに間違い電話かけてたという話。
・ある舞台の稽古期間中の昼食の話:ある舞台(てかファッショナブル)の稽古時に空気の篭ったリハーサル室でなくてたまには外のファミレス等で食べたい!という話でメンバーは一致するも、稽古場の鍵とかの所在でマネージャーさん達同士が判断つかず中々出かけられなくてメンバーイラつく、といった内容。
○高橋さん
・妹とのケンカ話:帰宅してすぐ妹にブログ用の写メ取ってくれるよう頼んだがアニメに夢中な彼女にムシされて頭来て家を出てそしたら妹が追いすがって高橋さんの服を引っ張ったのだけれども服伸びんだろうが!と反射的に蹴り入れてしまい、何この人しんじらんない的表情で見られてそのまま家に妹さん戻ってしまったのでしばらく自宅前の廊下で待っていて(でも通行人が来るたび家に入ってまた出てを数回繰り返した後)、とうとう自ら家に入って新しい服のブログ用の写真撮りたかったのにー的な文句を(聞こえるように)言ってたところ、妹が来て脱いでた服も着せてくれて写真撮ってくれた、という話。
つまみ枝豆さん
・彼女とはち合わせ:数年来の付き合いの彼女とよく行く店で、でも彼女は自分とじゃなきゃ来ないと油断して出会ったばかりの新人さん口説こうとしてたら、彼女が友達と来てて修羅場ったという内容。
・雪が降ってきたよ:彼女に別れ話切り出されておかしいくらい動揺して一月で12?体重も落ちて、より戻したくて何度も電話したけどその都度関係は悪化して、人に相談したしたところ冷静になれ、しばらくほとぼりさませということで連絡をしないでいたが、クリスマスが過ぎた頃特番の帰り道気付くと彼女の家の前に来てしまっていて我慢できずに電話してしまい、沈黙の続く会話の中、窓のカーテンを開けて欲しくて思わず“雪が降ってるよ”とウソついてカーテン開けた彼女と目があって、そしたら涙が溢れてその顔を見た彼女がニコッと笑い、“また電話してもいい?”“うん”ということで復縁したその彼女が今の奥さん、という話。

・こういった内容を演出の古厩さんが聞き出しながら即興劇の題材としてまとめてくんですが、その間のやり取りとか何かもう普通に一風変わったトークショーという趣で。つか高橋さんとか妹さんネタでは完全に素だった。自他共に認める「私がいけないんですけど」というエピソードが濃すぎてすごいっす。
・たかーしリーダーの妹さんネタは前日も評判だったようで、ガキさんとの間でいつの間にか妹自慢的な話にもなってたり。「ウチの妹は絵に描いたような良い子だからケンカにならない(ガキさん)」
・どこのタイミングでだったか、話聞いてる際のガキさんの表情を見つめたつまみさん、おもむろに「すんげーカワイイね」「ギュッて丸めてつきたくなる」「ギュッて丸めてポケットに入れたくなる」不思議な形容だけどもわからんでもない感覚っすね。
・結局、上記のエピソードのうち即興劇として演じるのは高橋さんとつまみさんの挙げた計3本に決定。演じる内容がまとまってから女性が書いた方見て古厩さんが書いた方より見やすい!と声を上げる出演陣。
・演じる役柄は、“彼女とはち合わせ”では高橋さんが彼女、ガキさんがくどかれ中女子、つまみさんが本人(本人?)“服引っ張っただろうが!(タイトルウロ覚え)”は当然高橋さんが本人、ガキさんが妹、“雪が〜”は高橋さんとガキさんがそれぞれ相手役務める2パターンを演じることに。
・妹役と決まってガキさんがポソッと口にした「私、蹴られるのか…」という呟きにウケる場内。
・つまみさん話やネタ振り上手でさすがだなーと思った。
・3人が相談中の休憩時にはプロデューサーの丹羽多聞アンドリウさんが現れ、古厩さんと2人で昔のテレビ番組のスタッフしてた頃の思い出やたけし軍団とかについて深夜ラジオ的テイストのトーク繰り広げてました。
・撮影はしてないんですけど、という話の後、映像化したら買う人?みたいな質問にはかなりの数の手が上がってました。うん、前半のトーク部分だけでもかなり見応えありますよきっと。
・で、後半には小道具を用いて各話のシチュエーションが演じられてましたが、どのパターンも見応えありでした。彼女と〜は高橋さん演じる彼女とガキさん演じるタレントの卵が「オバさん!」「小娘!」はじめ言い合いした挙句、つまみさんの頬を叩いて去っていってて演じ終えたあと手を合わせて謝る高橋さんガキさんの姿が。2人の平手はかなりの威力あったらしい(特にガキさん)。
・2番目に演じられた雪〜では高橋さんガキさんそれぞれの味わいが感じられてこれまたよかった。演じる立ち位置を2パターンで交代して上演されたこちらの回、ラストの笑顔は位置的にガキさんの方見れたんですが優しさと包容力感じさせる素敵な笑顔でした。
・高橋さんバージョンでは演出家さん自ら見入る余り、鳴らすはずの携帯着信音の音まねし忘れて気付いたガキさんが代わりに試みるなんてこともあったり。
・服〜は、もう、高橋リーダー全開!という。妹さんとのバトル再現シーンではなまりフルスロットルな勢い。古厩さんもかなりなまりネタ使ってたのでよっぽど初日から聞いたインパクト強かったんだろうな。
・そしてガキさんが受けた蹴りは本気で痛かったらしく、何故か古厩さんとつまみさんも一発ずつくらうハメになってました。2人には手加減してたものの最後に受けたつまみさんには全力で行ったという高橋さん、瞬間“入ったぁ!(喜)”と思ったらしい。いやいやいや、リーダーリーダー。
・演じてる最中の客席との距離感の近さもかなりのもので。雪〜では演じてない方のメンバーと古厩さんが、服〜はつまみさんが最前観客席の前に椅子置いて舞台を鑑賞してるという不思議な空間が。
・あと、小道具の移動とか演者自ら担当する部分もあったりして。服〜で一旦脱いでしまって妹に着せてもらう服をどうするか、となった時、パッと動いて自前の上着持ってきた高橋さんナイスでした。
・全て演じ終えての感想の辺りで、つまみさんに対するガキさんのリアクションが江戸時代みたいという古厩さんの表現に舞台に転がる程ウケる高橋リーダー。
・なんというか、全体的にトーク時のリーダーサブリーダーの様子は、基本的にしっかりガキさんと娘。リーダー時比でフリーダム度数割増しな高橋さんといった印象なのですが、時折ガキさんがスカートの短さに無頓着な動作(しゃがんだり物持ち上げようとしたり)する度にちょっと、見えるよ!みたいな感じで注意してたのはやっぱ年上なんだなーなんてほのぼのしました。
・でもそんな高橋さんは雪〜で窓とカーテンの役割を果たしたセットをくぐろうとして見事に額をぶつけてうずくまるなんて場面もあって、そういう時優しくアタマ撫でてあげてるガキさんの姿みるとまたいいなあと。
・高橋さんはツボに入るとパー子さん系な笑いがでますね。
という具合で、高橋さん、新垣さんの演技が味わえるのに加えてお2人のかなりフリーダムなトークやリアクションも楽しめるお得な内容の舞台でした。とても楽しかったです。こりゃもっと早く帰れる時期なら全ステージ観たい勢いの企画だったなぁ。
追記:道重さゆみ(モーニング娘。)公式ブログ/喋りたい病−GREE
最初の挨拶時に彼女達の姿を目にした高橋さんが声上げてテンションUPしてました。
本番中にも何度かシゲさんは言及されてました。1番目のエピソード時には友人役として危うく舞台に上げられそうになってたくらい。(最終的には本人の固辞により、ボードのお姉さんが務めることに)。