『3150万秒と、少し』in 天王洲銀河劇場(2/22)

昼公演を観てきました。以下感想とか(ヘロヘロ申し訳です)。
舞台『3150万秒と、少し』−銀河劇場
ストーリー|舞台『3150万秒と、少し』−銀河劇場
目指す事柄までの経過の間で示される主人公2人と周囲の人々(主人公達の家族、親戚、教師、新しいクラスメイト、医師、カウンセラー、etc.)の心の動きや脈絡なく思われた行動の理由がわかる瞬間等、丁寧に描かれていて。
ただ、メイン2人のうち問題児の悠也の在り方が、ちょっと個人的にはなんちゅーか…や、そういう弱さや矛盾を抱えてるであろう行動とか心の持ち方とかも提示されてはいたのだけども。あと、生い立ちからなる家族への想いや責任感を抱いている優等生の、だからこそ張り詰めきった時に危うさが暴発しがちな直人についてもそういう風になるかな、うむむと思ってしまうとこもあったりと。
やーでも、直人と叔母さんとの会話(斉藤レイさんが演じる、直人が心を許してる存在と思しき恋多き叔母さんの佇まいもあってこの作品中でいっとう好きなシーンでした)とか、両想いになってこれから2人で歩いていく筈だった恋人と交わしたメールから生前の彼女の様子を忘れないよう思い起こしている場面とか、その彼女の家族を訪ねた際のその父と話す所とか、そして在りし日の仲間達との楽しい旅行の日や、新たに2人を迎えて悩みぶつかるけれど、理解、というか受け入れる、というかハマる表現が見つからないけれど、とにかくそうなる新たなクラスメイトと担任と共にある事をするシーン、様々に響く部分が沢山あったです。
今回のお目当てだった美山加恋ちゃん、大人しくてはにかみやだった直人の恋人と、新たにクラスメイトとなった内の一人の明るい少女と2役をやっててどちらもハマってました。『太陽に灼かれて』の時は天真爛漫な(それだけに後日辿ったとされる過酷な運命が際立つ)少女役でその時もナチュラルに10歳の女の子を演じていて、ドラマや映画での活動が多くてそちらも勿論いいなと思うけど、舞台という場での彼女の姿もまた観たいなとの思いを新たにしたです。あと以前小川さんと共演されてたアイドリング!!!酒井瞳さんもいい感じだったなーと。