ツラヌキ怪賊団『ねぇ、ヒルガオが咲いてるよ。』in 池袋シアターグリーン BIG TREE THEATER(10/12)

小川のマコラッチョさん出演のこちらの舞台、昼の回観てきましたー。以下感想とか(ヘロヘロ申し訳&念のためネタばれ注意)。
・池袋は今住んでる群馬の県庁所在地からも一回乗り換え、下手すりゃ直通もありという便利な場所でして、更にシアターグリーンは駅からの地下通路を上手く活用すれば地上に出て数百メートルで会場に到着出来るというありがたい位置にあったりする。少なくとも文化会館よりは近くて助かりますなぁーまああちらもいい会場ではありますが、なんて考えつつ公園やお寺の前を通って上演場所に到着。少し待つうち開場時間になったので中へ。今回はB列という結構前方が取れたので、演者さん達の表情が間近で見てとれました。
・物語は、ある堅物で融通の利かない男を中心に、彼が好きになった女性とその子、更に彼らを取り巻く人々により繰り広げられるというもの。わおーと思ったのは時間の流れが割かし大胆なこと。何せ息子として育てることになった子が小学生から高校生まで成長しちゃいますもんね。でもそれがすんなり受け止められてしまうのも演出の方の腕の見せ所なんだろうな。
・演者さんについて、ウチクリ内倉さんが前回観た『リーゼント総理』とはまったく異なるキャラ演じてらして役者さんてすっげーなあと改めて唸らされた。なんかちゃんと(?)しゃっちょこばって私生活には不器用なビジネスマンに見えますもの。
・石井明日香さん、強く儚く芯の通った透明な、主人公にとって忘れられない女性の姿、佇まいに惹かれました。
・おーみまみさんすごいなー、お子さん役としてこの方いなかったらある意味なりたたないんじゃないかこちらの物語。
・あとAyanoさん(であってますかね?)演じる社長の秘書、いいたいのに言えないもどかしさの心情を体現する辺りとか笑わせられつつ見事だわーと感嘆したり、高校生になった息子が事件に巻き込まれて過ごすことになったNYでの偶然からなる女性との出会いと生活の様子とかこういうシチュエーションぐっとくるわーと思ったり、緑川睦さん父親の支配に苦悩する世襲社長役お似合いですねと考えたり、色々。
・そしてまこっちゃんこと小川麻琴さん。前半ではダンスする姿に着目ーな感じで中でも男性と組んでのパートもあったりしてドキッとさせられたりもしてましたが後半には上記の社長の妻として物語の上でうわ、マジか!という行動を取ってしまうような役を演じていて、でもその長年心を押し殺してきた上で溢れてしまう心情やすべて諦め去ろうとする時の眼差しなどこちらの胸に迫るもので、やはり小川さんの演技いいなと感じました。
そういう具合で、登場する役者さん達がもっすごい数のキャラクターを演じ分けてるという点も含めて見応えある舞台でした。観ることできてよかったです。あ、あと演出のIKKANさんがとあるキャラで出てらしたんですがその役もハマッてましたー。