松井絵里奈さんについて。

11月30日、前日のベリ武道館で得たエネルギーを元にひと仕事済ませて三度上京し、乗る列車待ちで上野のインターネットカフェでのんびりしていた時に届いた一通のメール。Amebaブログの更新通知。“ご報告”という文言にただならぬ予感を感じながら開くとそこには次のような文章が記されていました。

突然ですが、みなさんにご報告があります。

私が18歳から所属していたハーモニープロモーションですが、
11月30日をもちまして離れることにしました。
**ご報告**|松井絵里奈オフィシャルブログ

前にも書いたかもしれませんが、自分は元々ソニンのファンでして、松井さんを知ったのも彼女が出ている『竹山先生。』というテレビ東京の番組に、いわゆるバーターとして(当時はそういう事情も知らなかったですが)同じ事務所であるハーモニープロモーションの後輩として出演し始め、その言動が面白かった、というのがきっかけでした。
また同時期、若槻千夏さんも結構気になってまして(ガツドル好きなもんで…)彼女が出演していた『グラビアトークオーディション』という番組にもかなりの頻度で登場していて、そこでもかなりの体当たりっぷりを発揮していて、いつの間にか目で追う存在になっていました。
そうこうする内にTBSでハードな海外ロケ経験してたり日テレで出川ガール務めたりフジのベストハウスでイジられてたりヒルナンデスやShibuya Deep Aで結構アレな扱い受けたり(ケンコバさん!)、そして何といっても歌が上手い選手権やものまね紅白で、松井さん自身が目指していた歌い手としての一面も見せるようになっていきました。
彼女がバラエティでスベるもとい笑顔でロケしたりトークする姿から入った身としては、歌をうたう存在としての彼女の姿はとても新鮮なものでした。
ただ、一時期実際に歌手として活動した経歴があったことから番組の演出やその時の言葉で誤解されてしまう場面もありましたが、しかし彼女のひたむきさと真っ直ぐさと明るさ(とユカイさとおトボケさと天然さとスベリーナっぷり…ていやいやいや)から着実に足場を作っていると思えていました。
その内、事務所主催のファンイベントで歌を披露してくれる機会もあったりして、テレビ画面からでもあれほど魅力ある歌声を間近で聴ける(そしてトークでの独特な間合いも味わえる)という貴重な経験をさせてもらったりもしました。
そして、念願の、本格的な歌手としての、earthmindの一員としてのデビュー。残念ながらそちらの活動については番組収録に1度と、デビュー直後の武道館ゲスト位しか直接触れる機会はなかったのですが、バラエティとは違う世界観を出す姿に、そこにかける本気度を感じ、圧倒されたりしつつ、でも伝わる歌声の確かさにやはり松井さんだ、との思いを新たにしたりしていました。
同じ事務所に所属している安めぐみさんや松嶋初音さんといった方々の存在があったから、何となく松井さんもグループとしての活動もありつつも、これまでのようにバラエティにも出演し続けてくれるんだろうと勝手に安心していました。
そんな中の、お知らせ。
アイドル、タレントといった人たちを応援するといいつつ、いわば勝手に目に入る部分だけ追っているだけの状態。一度彼ら・彼女らが表舞台から降りようと覚悟したなら、正当な方法では姿を目にすることは叶わなくなる(そして正当でない手法での情報はこちらはわざわざ積極的に耳に入れたくないのです…弱!)。
日頃追いやっていた事実を、目の前に突き付けられた気分になった。イベントでこちらが緊張して一方的になりがちな言葉に、温かな笑顔で、真っ直ぐな眼差しでいつでも応えてくれた。心に響く歌声を聞かせてくれた。直接会える機会はいつか無くなってしまうかもしれないとは覚悟していたけれど、まさかこんな形で断ち切られるとは考えていなかった。
その事を知った夜、そして次の日の朝まで宙に浮いた気持ちを引きずっていた。
でも、ブログ記事の言葉、そして翌朝ツイートされたTwitterアカウントは続けるとの発言、それで大分気持ちが落ち着いてきた(ってまあまだ冷静とは言い切れませんけども)。
とにかく、彼女が選んだ道なら。これまでも様々な曲折を味わい辿り着いたであろう今の立ち位置から更に進むため選択したのなら。ブログ冒頭に掲載された和田社長はじめハーモニープロモーションの方々との集合写真から伝わる空気を、彼女自身の力を信じて、自分は松井絵里奈さんという存在をこれからも応援していきたいと思います。
うん、我ながらイタい!某石川さんがよく言われてたセリフでいうならキショい!まあそれだけの思い入れがあるってことでゴカンベンを〜。