演劇女子部ミュージカル『サンクユーベリーベリー』in 池袋シアターグリーン BIG TREE THEATER(10/10)

18日に楽日を迎えたこちらの作品、10日に11時半公演と15時公演観てきてました〜。以下感想とか(ヘロヘロ申し訳&念のためネタばれ注意)。
・しばらくぶりのシアターグリーン。着いた時ちょうどグッズ列が出来てたので並び、パンフレットを購入。そのままの流れでCD列に進んでサウンドトラックも入手。ハイタッチ券と特典ポストカードを貰う。
・ポストカードはラッキーなことに当たりで新沼希空ちゃんのメッセージ付き。手書きの“バイキソラーン”貴重だ。
・そして時間になり鑑賞。朝公演は少し後ろでステージ全体を見渡せ、昼公演はかなりの前方だったのでメンバーの表情が間近で見て取れました。
・歌声はやや声量少ないかな、という場面がメンバーによってはあったかもしれない。でも物語の作り的に歌声を築いていくという意味ではうまくハマッていたとも言えるのかも。
茉麻ちゃんの六日坊主、イキイキしていてよかったなぁ。茉麻ちゃんのセクハ…スキンシップ癖がいい具合にマッチングしてたんじゃないか。や、勿論それだけじゃないすよ!ノリノリでイベントごとをグイグイ進めちゃうお祭り野郎としてのキャラクターの性格付けが茉麻ちゃんの持ち味の一面にしっくり来てたと思います。
山岸理子さんの眞佳、しっかり者で優しくて但し小銭に目が無くて物事や人を俯瞰的でありつつ温かく見つめアドバイスすることができる。歌声・佇まい共に説得力ありました。
・ちょうど丸富トリオのお3方が大変申し訳ないことにつばきデビューからしばらくの間個人的に見分けにくい方々でして…。でも今回観劇したらいつの間にかわかるようになってた。てか谷本さんかなり個性的っすね。独特のほんわかさが油断できない。新沼さんも今どきながら人情味ある女子いい具合だったし、小片さんの男子も単純イケメンぷりお似合いでした。
浅倉樹々ちゃん、ブログでは結構しっかりしてる印象持ってるけど、今回の物語での自分を通す妹キャラで、しかし自らの身辺に起こる様々な出来事によりその名のとおり学んでゆく長雲学子を存在感もって演じていたと感じました。役柄に感情を乗せるのが上手い方だなとも。今後の舞台も観てみたいっす。
・そして岸本ゆめのさん。確かな声量、ステージ上での立ち居振る舞い、真っ直ぐな眼差し、相手に対する真摯さと優しさ、服部葉子というキャラクターと岸本さんの存在とが見事にシンクロしてたと感じました。それにですねー、距離近くで観た際の筋肉の美しさもハンパなくてこれまた演じた人物の説得力を増してたというか、流石“倒れるだけで〜”で鍛えてるだけありますね!というのはともかくとして、岸本さんも今後演じる姿を目にしたい方だと思いました。茉麻ちゃん演じる六日坊主との学子に向けてのデュエットシーンもとても良かった。
・演劇女子部のお2人、小野田さん石井さんもいい感じでしたね。特に石井さん、『TRIANGLE』のブナではオチャメな元気キャラで、こちらでは包容力のある部長役と様々な姿を見せてくれる方だな、と。また演技を観てみたいです。
という具合だったこちらの舞台、個々のメンバーが共に歌声を重ねることでより大きな世界を作り上げる。合唱という題材そのものが、徐々にグループとして結束しつつあり、物語を記し始めているつばきファクトリーに相応しいと感じました。観ることができてよかった。茉麻ちゃんの演出含め、ハロプロの演劇、今後も楽しみです。

追記:こちらの作品について。初演のBerryz工房が演じた際の鑑賞時には、あることが元で物語を感じ取ろうという気持ちを表層でストップさせていてしまった面がありました。その感情はその後も続いていたのですが、今回の再演で購入したパンフレットにおける脚本・演出・プロデューサーによる対談において、脚本の塩田泰造さんが述べている“一言”がその、どこか嗜好を留めて相対する要因となっていた靄を払ってくれ、そのおかげで斜めってた感情を真っ直ぐにして舞台に向き合え、物語の温かさも素直に味わえるようになった気がしました。まあ、勝手にこちらが覚えたモヤモヤを都合よく解釈してしてるとも言えますが、まあ、なんちゅーかほんと数年間片隅にあったものがスッと拭き払われた気がしたんですよ、はい。なので、勝手ですが、ありがとうございました、と。