ミュージカル『眠れる森の美女』 in 三越劇場(7/30)

昼公演観てきました〜以下感想とか(ヘロヘロ申し訳&念のためネタばれ注意)。
・劇団東少さん作品と言えばこれまでハロプロメンバー美少女クラブ31メンバーといった馴染みあるメンツが幾度も出演されてるってことで個人的に親しみやすい印象があり、更に貴重なマコラッチョさん出演機会とあればそりゃ観に行くしか!てことで上京した夏の週末。ハロプロショップに寄り道してからそのまま同じ地下鉄路線乗って三越前で下車、開場に余裕を持って、と思ったら入口前に人混み出来てて何か催事でも!?と驚いたのですが単に開店待ちの方々でした。そっかーデパートは10時半OPENなんだな、いつも利用してるスーパーの9時半開店と同じような感覚で行ってしまった。
・で、開店したての店内でやたら店員さんがいらっしゃいませと頭下げてくださる合間を恐縮しながらすり抜けて上階へ。
・少し待って開場、パンフレット購入して席へ。やや端寄りでしたがステージの様子ちゃんと見えました。客層は作品対象年齢及び夏休みとあってお子さん連れがやはり多いですが関係者と思しき年配の方々トリオとか出演者ファン層とか(自分もその一人ですね)多岐にわたってました。
・アンケートを書けるとこ埋めたりしてるうちに開演。ストーリーは姫が生まれてヒャッホーイとなってる王宮に良い妖精達がお祝いしに訪れる(しかし白は遅刻)んですが、一人呼ばれなかった黒の妖精が拗ねてキレて呪いをかけてそれが予告通り姫が18歳になった時色々あって発動、しかし白の妖精の力と姫の意識改革(?!)及び旅の王子の尽力にて無事呪いは解かれ、姫は王子と幸せになった、みたいな。
・で、元の話にはない料理番の娘が結構この作品では関わってくるんですが、その役を個人的お目当てな小川麻琴さんが演じてらしてですね、お姫様と同日生まれだけど料理番という境遇でありつつ明るく仲間たちと楽しく過ごす女性という役柄がお似合いでした。糸車がこの物語では重要なポイントとなってるんですが、母、そのまた母から受け継がれてきた器具に込められた想いを切々と歌う際の声と表情、調理場のメンツとリズムを取っての道具を用いたダンスにおける身ごなしの斬れ味、何よりも大切に想う人たちへの笑顔など説得力ある演技と存在感に今回も魅了されました。
・導入部や物語展開に大きく関わっている妖精達のパフォーマンスも印象的でした。赤・緑・白の良い妖精な方々の歌声や踊りそれぞれ美しく(特に赤や白の方の高音部分の声見事だった)、黒の悪い妖精はダンス・オブ・ヴァンパイアのクロロック伯爵を彷彿とさせる佇まいが物語を彩る大きなインパクトになってたと思いました。やー人々をどん底に叩き入れる時の雰囲気見事だったなー。
・もちろん王女様や王子様もお美しく恰好良かったです。全体的に観応えあるステージでした。面白かったです!
追記:物語に出てくる王国がファンタジーとかにありがちな周囲に攻め込む帝国的な存在だったとしたら王様お妃様はむしろ黒の妖精に願い事とかしたんだろうか、生まれてきた姫の〇〇を捧げる代わりに国力を増そうとする、みたいな。で、奪われた自らの力なりなんなりを取り戻すために良い妖精達と共に姫が旅立つ…ていやいやいや。