演劇女子部『モード』in 新宿 全労済ホール スペース・ゼロ(10/2)

朝公演観てきてました〜以下感想とか(ヘロヘロ申し訳&念のためネタばれ注意)。
・せっかく特設サイトにてキャストごとの紹介も掲載されてる位だし、事前に予習していこう!というのはいいけど、実際に上京して会場向かう段になってふとチケット確認したら池袋でなく新宿ー!てっきり南池袋のシアターグリーン3つのうちどれかと思い込んでて、まずは上演場所を確かめろという話だなと反省しつつ現地へ。幸いに早めに時間見積もってたので開場時間にも余裕で間に合い、ロビー開場と共に中に入りパンフとDマガとあとせっかくなのでかななんさん日替わりも購入してロビーでしばらく待ってから完全開場となったので中へ。
・今回の座席はやや端ながらもちょうど段差の一列目という位置でステージ上が見渡せると共にメンバーの表情も見てとれてよかったです。
・物語としては、本当きちんとまとめられてるというか、このまま単発のテレビドラマまたは映画に出来る感じ。ただ、その中できちんとアンジュルム及び清野ちゃんと助演の女優さん達の個々のキャラクターも活かされていて、個性発揮されてると感じました。
・あやちょさん猪突猛進な中に織り交ぜられたしたたかさと襲い来る困難についにくじけそうになる際の震える話し方に、ブログやライブで感じる持ち味が垣間見えたと思った。
・そのあやちょさんと共に歌うシーンの多い上國料ちゃん、リーダーとの声の相性いいなと。しっくりはまってると感じました。
・かななんさんとタケちゃんはそれぞれあやちょさんを支える位置で、役柄の中で3人手を差し伸べあい、目指すものに向けて頑張ろう!という姿が素敵だった。
・最大級の困難にあった後に再び立ち上がろうと再結集する光景、アンジュルムというグループが進む未来にも重なるようで胸が熱くなりました。
・むろたんさん演じる婚約者、当時の男性としての等身大の考え持ちつつも、それを超えて大切な人を励まし希望する道を進むことを応援しようという想いにグッときた。キャラクターとしても室田さんに合ってる感じ。男役よかったっすよ!
・男役と言えばタケちゃんも。あやちょさん演じる弥生の大胆な発想に目を白黒させ、途中にはついに…となりかけるも、根本的にその志を理解し、彼女が集めた女の子達にもその想いがあるからこそ成しえてきたことをきちんと伝える。コミカルなキャラクターで舞台に明るさと軽やかさを吹き込みつつ、いざという時の物語におけるキーを渡す役割、見事でした。
・かななんさん、海外で活躍する女性としての進取性と一環して弥生を支える友人という役柄、持ち味としての愉快さを発揮しつつ、後輩達演じるキャラクターにモデルとしての在り方を教える場面に実際務めている役回りが重なってみえたりも。そしてかななんさんの歌声やっぱ好きだなーとも。以前より更に声量増して、クッキリしてると共に生来持ち合わせる明るさと切なさ同時に感じられる声質が様々な曲調に彩りを与えてると思う。
・そう、歌について、ちゃんと各メンバーにソロがあるんですよ。それもすごいなと。かっさーさんも清野ちゃんも見事に歌ってたし、役柄としてもそれぞれ生活苦からのしっかりモノとかみこさんのおしゃまな妹役をしっかり務め上げてました。清野ちゃんについては111月の舞台にも出演決定してるってことでそちらでの演じる姿というのも楽しみ。
・あいあいさん、狂言回しでありつつヒロインを理解しその行動を助ける一人、ほわわんとした個性の中に閃く発想力、見事でした。
・りなぷーさん、成程〜という性格でありつつ、一番最初に守られていたことに気付くという側面がらしいな、と。
・佐々木ちゃん、そういうキャラクターを求められる劇で、実際モデルとして立ってる経験も活かされててよかった。ただ、彼女についてはブログとかライブで心揺らされる際に見せる愉快さや想いの強さに焦点あてた役柄も今後見れたらな、とも思います。あ、でもリリウムではある意味そうだったか「ンガー」とか。
・というか、佐々木ちゃんが役柄としてかみこさんと相対している場面ではついつい普段の「かみこー!」「さささん!」というブログにおけるナカヨシっぷりを想起してしまってほわわんとしてしまうのを抑えられず、いやいや物語にちゃんと没頭しようよ自分、とかなったりも。だってギャップが面白すぎて…。
・“そういうキャラクター”としては、メンバーの中に明確なワルい役を出せない以上、客演の方にそちらが求められるということで、その意味でヒルタ街さん演じる副編集長本当お見事だったなと。お1人で憎々しく主人公たちの目指すものを挫折させようとする役を説得力もって演じてらして、この方無しでは物語が成り立たないとも言えるなと思いました。
そんな具合で、『MODE』、予想以上に面白く、また胸に沁みる側面もあり、観応え聴き応えある舞台でした。行くことができて、今のアンジュルムが物語を築く光景を目にすることができてよかったです。アンジュルムに興味があってお時間ある方はぜひ行った方がいいですよ、本当一人ひとりにスポットあたってますから!