『ばにら、明日をありがとう』 in 中野テアトルBONBON(2/22)

観てきました~以下感想とか(ヘロヘロ申し訳&念のためネタばれ注意)。

 ・小川のマコラッチョさんが出演ということで観てきたこちらの舞台、事前に結構重め(しかも小川さんに係る衝撃場面もあり)みたいな情報拝読してましたのでややハラハラしてました。そんな感情抱えつついつもは北口に向かう中野駅を南口から出て会場に。予約していたチケットを受付して開場時間となりスタッフさんの案内で場内へ。整理番号早めで全自由席だったので結構見やすい席選べてよかったです。
・上演前には映像にて事前トーク&諸注意が。演出の都合で水がかかる可能性があるとのアナウンスがあって??となってたら後半であぁー、なるほど!となりました。
・そして始まったステージ。とある姉妹を中心に描かれる世界はけして明るくはなく、それどころかかなり心に突き刺さるシーンも幾つもある。ただ、登場する人々は確かな存在感でもってそこに生きていると感じ、ストーリーのテンポもよく、伏線も着実に回収されていく流れが掴みやすい物語だった。いじめを行っていた人物達にあるキャラクターがかける言葉、そしてそれを受け彼らが考え発する感情に痛みを感じさせられた。
・お目当ての小川さん、夢を諦め妹にも苛立ちから強い言葉を投げかけてしまうが、本当は愛情の深い姉というキャラクターハマッてました。声や表情の豊かさにほんと魅せられた。小川麻琴さんについて、歌い手としてはもちろん演技者としてもやっぱり好きだなぁと舞台での姿を見て改めて感じました。
という具合で、ストーリーとしては本当、胸に堕ちるものが重い作品と思いましたが、流れのあちこちに観る側への真摯なメッセージが散りばめられているように思える。それは登場人物が発するタイトルの台詞にも繋がっているのかなと。作品に携わる方達により築かれた世界から目を引き剥がせない、濃密な鑑賞時間でした。観ることができてよかったです。
追記:重い一辺倒ではなくて途中でアドリブタイムみたいなのもちょとあったりしまして、今回は小川さんに関するエピソードの中で“『浪漫~』の時に勝手に髪を赤く染めて怒られた”が披露されてて笑いが起こったりも。他にどんなネタが出るのか気になるなー。