いえないアメイジングファミリー in 中野 テアトルBONBON(2/3)

14時の回観てきました~面白かった!以下感想とか(ヘロヘロ申し訳&念のためネタばれ注意)。

 

・物語の舞台はとある(洋館風な)一軒家。居間では女性が男性に何やら頼み事をしている。会話が進むにつれ、男性は女性の叔父で、女性が付き合っている彼が父親に挨拶すると言って聞かないが、その父親はとても恐ろしい存在であり到底許して貰える可能性がないため、取り急ぎ父親の代役をお願いしたい、という話である事が判明。しかし謎の侵入者やスナオでいい人が故に少し天然入ってる彼氏や何やらとてつもない能力を持つらしい女性の家族や家に根をおろす怪しい存在などが入り乱れて、展開はすっちゃかめっちゃかに…みたいな。
・初っ端の幕開けから登場人物の設定案内的な流れからしてとてもスムーズかつ面白い。テンポよく但しこちらの理解も十二分に配慮したストーリー展開、極端な言動する登場人物達も、根は皆イイヤツで、特に個人的に主人公のうちの1人、メモリと彼女の姉・妹からなる3姉妹がとても素敵だなと思った。メモリが話していなかった彼氏の正体を知ったカイリが、躊躇いなく妹の味方をする場面とその時の姉妹の会話、その能力から皮肉めいた台詞が多いサトリが繰り返していた言葉の真の意味がわかるシーン、胸がジンとした。
・もう1人の主人公、彼氏である晴海、メモリがどういう存在であるかわかった後の一連の思考と行動、彼女の意志を尊重する所まで含めて正に理想形というか、本当天然だけどいい人過ぎてもう…。メモリと晴海の向き合う光景、たまらなかったな。
・勿論沁みるとこは沁みさせといて、姉のカイリとその旦那とのドタバタだけどラブラブなやり取りや忍び込んだり乗り込んだが故に巻き込まれてた人間達のコミカルさほんとユカイで。物語の整合性と展開の滑らかさと緩急がナチュラルで心地よい。
・今回、観劇のきっかけとなったお目当ての小川麻琴さん。彼女が演じた役、メモリは明るくて優しくて活き活きしていて好きな人に一途ででも家族想いなとても魅力的な女性。そういう役柄を本当に自然体で演じていらして、まるでキャラクターが舞台上で生きているかのようだった。やっぱ演じる姿も素敵だよなぁと改めて感じました。
終演後物販がある旨のアナウンスにもしかしたら、と期待したものの物販列ではスタッフさんが対応していて、あぁー今回はご本人登場は無いかな、でもブロマイド買えるみたいだし、と購入してそのまま出口の方に向かう途中で何やらチェキの案内が置かれたデスクがあって、あ、小川さんのだ、と顔を上げるとそこにはピンクのスタッフさん的Tシャツ姿の小川麻琴さんご本人の姿が。『ありがとう~』という笑顔に、「へ、ご本人が!?」と完全にウロたえた反応してしまったにも関わらず『そうなの~』と笑顔で返してくれる小川さん。ああーまこっちゃんの笑顔だーとなりつつ、チェキを2枚購入。机の上にズラッと裏返しでご本人が並べてくれた中から選べるという特典感。
・で、アワアワしつつも本当に素敵な舞台で、キャラクターでした、みたいな事は何とかお伝えして。『ありがとう~いつも来てくれて』と握手してくれて、『寒いから風邪に気を付けてね』とのお気遣いに、「小川さんも、どうかお気を付けて」「これからも応援しています!」とお伝えして劇場を後に。幸せだった…。
という具合で、ほんっとう楽しさと切なさと両方味わえる充実した内容の作品でした。観れてよかった!そして、応援している方が、心惹かれる物語の舞台で魅力的な役柄でもって観応えある演技をしている様子を堪能できて、更に観劇中に抱いた気持ちを終演後直接お伝えできる機会があって、更には素敵な笑顔と言葉を返して貰えて、それにメッセージ入りポラロイドまで購入できて、と本当もうハッピー過ぎたし、そういう機会がある事をありがたいと思い心に置いてこれからも暮らしていこうと思ったひとときでありました。とにかく、オススメです!