清水佐紀さん主演舞台『想紅 オモイクレナイ』 in 下北沢 小劇場B1(10/15)

観てきました。以下感想(ヘロヘロ申し訳です。ネタバレはほぼないと思いますが一応注意)。

 

~これ直接鑑賞する方、映像で千穐楽視聴予定の方、円盤届くまで情報入れたくない方はネタばれ回避した方がほんといいと思います。

と書いた上で~

 

いきなりですが個人的にハロプロ出身の方や現役の方で演じる姿が好きだと思う人幾人かいまして清水佐紀さんもそのお一人でして。本当すごい素敵だと思うんです劇中での豊かな表情や役柄演じ分けつつ魅了する姿。その事とは別に、これまで観てきた舞台でいっとう好みだーと思う作品が幾つかあって、その中に『『戦国自衛隊 女性自衛官死守セヨ』や『三億円少女』がありまして、その中で清水佐紀さんが演じていた役柄と佇まいが本当しっくりハマっていたというのもあって好みの相乗効果にも程がある感じで、その上記のいいなと思う舞台を手掛けていらっしゃる塩田泰造さんが脚本、そして佐紀ちゃんが主演ー!てことで鑑賞に当たって相当の期待値上がってた訳です今回の舞台。但し大人になったと言う事で結構ハードな展開もあり得るのかな…とカクゴもしていて、で実際観まして、まあそれはうわ…となりかける場面やえ、何で…となる行動とるシーンもありましたけど、後から判明するストーリー根底にある事柄が判明していくにつれて深く納得させられるのでそういう点ではそこまで心配し過ぎないでダイジョブだと思います繊細な佐紀ちゃんファンの方も。
というのはまた置いとくとしまして、登場時のっけから男子達をドギマギさせたりミステリアスな雰囲気持ちつつ威勢の良さや心配りを見せて魅了していった女性とその友人、親友同士の男子2名、癖がありつつ理解ある教師からなる居心地良い空間がある時いきなり消滅してしまう、しかしその空間、そして女性に惹かれていて親友をその場所を大切に感じていた分深く傷つきながらも彼女の痕跡を追い続けていく男性がやがて…というような流れ、女性がその時々姿を現す場所で彼女に関わっていた人々が語るその人物像や、やがて一見何の関係もなさそうなスターダムにいる人物に男性が関わる事になっていって判明していく事実、そして失ったと思われたあの空間にいた人々がある時また場所を隔てて結びつく機会が訪れる。。わーほんとすっごいな~よくぞこういう展開思いつかれるなぁ…。
各所で衝撃受ける場面もあるかもですが、カタルシスも大、そして(これが大きなネタばれになってしまうタイプの方もいるかもで申し訳ですが)後味が良い!あいつらヒデー!って人物も出てきますが大丈夫、そいつらは…いやいやいや。
とにかく、本当観れてよかったです。惜しむらくは台本買えばよかったー!!!(や、まずはパンフ買って上演後に台本見に行けばいいかなと油断してたら前説の時間帯に終演後物販無い旨アナウンスありまして…でも人かきわけて(しかもステージ上に今回の舞台にて重要な役どころ(皆さん重要ですが)務めたり演出手掛けたりされてるお2人がソーシャルディスタンス保ちつつ演出の内容とか工夫とかの諸々興味深いお話しされてる所中座するのも…となってしまい結局買えなかった…というのは置いといて(2度め)、かつて佐紀ちゃんの出演する舞台で彼女の演じる姿に感情の揺さぶりを受けた方は絶対にこの作品に触れて欲しい、物語世界を味わってほしい、(そしてブログ書いてるタイプの方はその感想を読みたい)そう感じた舞台でした。この時世の中、注意を払っての上演にて素敵な時間を味わわせていただき、ありがとうございました。