演劇ユニット【爆走おとな小学生】第一回PTA会議『パニッシュメントクレイン』 in アトリエファンファーレ高円寺(10/29)

初日公演観劇しました~以下感想とか(ヘロヘロ申し訳&念のためネタばれ注意)。

 ・こちらの劇団さんについては約1か月前に『春の陽だまりの如し』という作品を鑑賞してまして、そちらはオリジナル歴史な殺陣バリバリ時代物という感じだったのですけれども、今回鑑賞させていただいた舞台はミステリ。1人の癖ありまくりな男が毒で自殺した、と一時みなされるも実際は殺人では、と男の妻は思う。そして彼を殺した容疑者は…という内容。
・疑惑となる人物が、男にパワハラされていた部下とか男をストーカーしてた女とか男に脅迫されてた幼馴染の有名人とか、まあーこれまた誰が実行してもおかしくないというか、てかメインの死した男性がとにかくアレな性格で、その人物像ばかりついつい気にしてしまってると物語の裏では実は…という事が後半になるにつれ明かされていき、そしてラストには…という感じでインパクト大きかったです。
・登場したキャラクターで特に印象的だったのは、林千浪さんという方が演じてらしたキャバ嬢にして男の妹。当初は客と思わせといて実は兄妹だったのかーと納得しかけたら更にその関係性についてひっくり返すという人物像の説得力が強かったです。

・今回の舞台はゲストとして登場するキャラクターが2名いて1人は上記の中の殺された男性の幼馴染なんですが、この日登場された吉田翔吾さんは袖から出てくる際に以前出演した『春の~』のキャラクターの設定で呼び掛けられるわ、Web上のかなりキメキメなキャッチコピーを読み上げられるわで相当ワタワタされてる様子が実際にはカッコイイ役柄とのギャップで面白かったです。あと上記舞台鑑賞してたのでその役を思い出してちょと懐かしかったり。
・そして今回お目当てだったもう一人のゲスト広瀬ちゃん。途中で登場するスーパーの店員“廣瀬さん”役を存分にやり切ってました。登場間もなくは怒る相手に対してひたすら謝罪するもあんまりなクレーマーの無茶な理屈にキレてからの声を荒げタンカをきる辺りのいいつのりっぷりが小気味よかった。あとやっぱ声聴き取りやすいな~。
・そんな広瀬ちゃん、上記のキャラとして2度の出番の内、後半はかなりアドリブあるらしくて某球団愛を熱弁してました。
・広瀬ちゃんについてはこちらの劇団さんとは前述『春の~』にてヒロイン役を務めた関係もあってか終演後行われたアフタートークにおける他の演者さん達と度々やり取りしてる様子に和んだり。こちらのコーナーでは登壇された方々がハマっている事(だったかな)が語られたのですが、少年ジャンプとかワンピースのアニメ(かなり前の段階)とかネットドラマ?とか魚を捌く動画とか皆さん個性的で、、。そんな中で広瀬ちゃんはアドリブシーンに引き続きちょうど公演の最中に試合が進行中だった某球団に関するトーク(幼い頃から球場へ通っていた事、好きな選手etc.)しててああーこの感じ懐かしい~と思ったり。
という具合でテンポ感あったこちらの舞台、謎が提示される中で併せてシチュエーションや登場人物間の対話等にて現在の感染症流行下の現状についても取り入れられていてなるほど~となる事しばしばでした。広瀬ちゃんの演じる姿も観られてよかったです。