SweetS 11thシングル『Color of tears』

どの小節をとっても彼女たち自身の気持ちを取り込んで描いているとしか思えない歌詞、まっすぐ伝わってくる少し切ないけれど涼やかに流れるメロディ、これらの要素ももちろんだけど、この1枚のCDがこれほど心に沁み込んでくるのはそれに加えてスタジオでレッスンで撮影でそしてステージで彼女達が作り上げてきた絆と歌にかけてきた想いの力があってのこと。ひたすらに、やりきれなさ、というよりとても楽しかった時間が終わってしまうことに対する寂寥の感覚は消えないのだけど、5人を見送る上で最上級にふさわしいと言える歌が彼女達を支えてきた人々の手で作られたのは確かだと思えた。
んで、そーいう気持ち抱きつつ同時封入されていたPV見ようとDVDカパッとか外したら反対側のカバーショットがギャー!M・Z・G!て思わず子音抜けるような反応しちゃったじゃないすかそういや初のBathing suit(あえて英語で。ネット翻訳頼りなので間違ってたら語学力の無さを笑ってください)つーアオり文句が付いてたですよねアハハー。もう最後まで驚かせてくれよる。
そんな具合に驚愕しつつも見たPVでしたが、これもまた素敵でした。歌うシーンも、メンバー同士で笑い合う場面も。主力歌い手ペアのやり取り、年下コンビを引率するリーダー、年上2人で木にもたれるショットにハシャぐ同世代トリオ、そして並んでそれぞれの心をフレーズに乗せていく5人。
1枚のCDと1枚のDVDでこれだけ心動かされるのだから、本当は最後に正式なライブの開催でこの2曲のステージを実現して欲しかった…と思いそうなもんだが、かえってそれじゃたまらない気持ちになりすぎるかな、なんて考えたりしてる。2つの色彩の、でも間違いなく表現されている心情は共通している歌を何度もリピートしてやがて流れる旋律が当たり前のように感じられるようになってもふとした瞬間に各フレーズが確固たるイメージとインパクトでもって飛び込んでくるんだもん。何てぇ歌達だ、何てぇグループだろう。

「ごめんね。。。あの日交わした約束を守れなかった。いついつまでもこのままで、そばにいると…」

出会いにはいつか必ず、サヨナラが来る 離れたくなくても いまは頼りないけど 自分ひとりで歩いて行かなくちゃ

本当にラストなんだな…。
これまで届けてもらった気持ちにありがとうと、そしてそれぞれの未来が目指す場所に向かっていくことを心から願うよ。