血の婚礼in東京グローブ座

夜の部行ってきました。以下簡易感想的メモ(一応ネタばれ注意で)。
・物語自体については、えーまあ何というか、展開的に情熱の国の物語ですねというような。好き勝手してるメインの主役ペアの周囲で苦労してる人同士が互いに同情し合う内に新たな感情芽生えてウチら付き合っちゃいましょうか!みたいなマンガ的温い平和展開がいいかなー思う人間としては(そういう流れでいくと今回の花婿とレオナルドの妻とかくっつくパターンですよね)メインの2人のキャラ設定だけに限定して見るとキミらあんな所でどうこう言ってる間に少しでも先に逃げろよ!とか言いかねない。いや、わかってます。そういう目線で観る物語では無いのはわかってますから。
・物語世界に関する感想は置いといて、役者さんの演技についてはそれぞれ迫力ありました。森山未來さんとか事前の番組で披露されてたシーンもすげーと思ったけど実際に観たら更に圧倒される感じだった。
・今後の公演で前方席ゲットしてる方、ご注意下さい。ものごっついシーン連発です。特に後半部。
・自分は今回2階席だったんで役者を間近で見る代わりに舞台上の照明はじめとする演出効果に目を瞠らされました。血の表現にはビビった。さすがタイトルが『血の婚礼』言うだけあるな。
・途中の場面で、これは客席も一緒に拍手していいのかな、というような雰囲気のとこが幾つかあったんですが、初日ということもあり何となく迷った空気のままだった。日数経って演出の流れみたいのがより鮮明になる頃にはどうなのかわかるのかな。
・あのー、ヒロインで好きで駆け落ちしてるはずなんすけど、結構ソニンさんの扱いすごいっすね。遠慮なく地べたにはたき付けられたり転がされたりしてますが。
・花嫁も花嫁で、姑になる筈だった人に向かって“本当は花婿と結婚したかったのに暗い川のようなナントカに連れ去られた”とかなんとか(ウロ覚え)て、あなたレオナルドのこと好きつってましたよね!?とか。
・ステージ終了後のカーテンコールでは森山さんとソニンがフラメンコ披露する場面も。ここでは会場にも自然に拍手が促される感じである意味ホッとしてよりパフォーマンスを堪能する気持ちになれました。何より楽っしそうな顔で踊るソニンが見られるってのがいいです。
・皆で並んで挨拶する前あたり、浅見さんとソニンが挨拶のタイミングか何かの事についてか、やり取り交わして笑いあってたり。
てな感じで、約2時間と思えない濃い時間を味わえました。「ソニーン!」と叫びたくなるような彼女の一面も好きだという方にはよりお薦めの舞台であると思います。