舞台『世界の終わりと始まりと』in新宿 シアターサンモール

観てきました。以下感想とか(念のためネタばれ注意)

ある日、迷い込んだゲームの世界
もう一度、人生を取り戻すため、彼女たちは剣をとる!

リアルな人生がうまくいかず、ゲームに依存している7人の女性たち。
あるとき、いつもプレイしているゲームの世界に入り込んでしまった彼女たちは、現実世界に戻るため、パーティーを組んでゲームクリアを目指すことに。
襲いくるモンスターと体当たりで戦うなかで、汗をかき、涙を流し、7人は初めて生きている実感を得るのだが …。
様々な葛藤や試練の先に彼女たちが見たものは?
ヴァーチャルな時代にこそ届けたい、愛と勇気のステージ。
『世界の終わりと始まりと』|Nelke Planning

・チケット早めに取ったら何と最前だったのでバトルシーンではしばしば槍や剣が斜め上方に繰り出されてドキドキ。や、臨場感あってよかったんすけど。
・本日こちらの作品を観ようと思ったのは美クラでモデル系ガールながらビジュアルバンド&コアめな漫画好きだったりしてなおかつ舞台でも存在感放つ演技をされてた山川紗弥さんが出演されてるってのがきっかけでして。登場人物はそれぞれ、恋愛や仕事上の立場に苛立ち覚えるOL、じいや・ばあやに甘やかされたお嬢様、迷いつつ上司との不倫を続けてしまってる女性、ストレスを抱えながら息子のため近所付きあいを続けている主婦といった具合に様々な事情を抱えていて、その中で山川さんは2・5次元の男子がいいとか言っちゃうといった具合にある意味あぁーピッタリ、とナットク(?)なキャラクターを演じてました。この頃はCM出演もされたりしててすらっとしたキレイ系な女性というオフィシャルイメージある中、でも自らの個性を中心に備えたどこか飄々とした雰囲気は変わってないのが何だか嬉しかったです。
・主人公となる女性(自らが正しいと思うことと教え子達の気持ちのギャップに悩む教師)を演じた宮地真緒さんも存在感あり、更にアクションも堂に入っててカッコよかった。
・あと、ある意味物語のキーとなる存在でもある夕という少女を演じていた井上苑子さんも印象に残る方でした。なんといっても彼女については特に歌声がすごい良くて。彼女の歌がストーリーのクライマックスにおけるある場面の説得力を相当増してたと思います。wiki見たら結構活動されてる方のようなので機会があったらまた歌を聴きたいなーとも。
・ラスト近く、現実世界に繋がる扉が開いた時に光が差してくる中でシルエットの様に浮かび上がる彼女たちの姿、帰る側見送る側の心情が溢れていて胸打たれるシーンだった。
ということで、観ることができてよかったなと思う作品でした。