いちばん暗いのは夜明け前(終)

ある意味すげぇ威力な熊田さんと安田さんの演技に印象引きずられつつもシリアスモードソニンの実力を十二分に味わえた最終回。熊田さん演じるアイコが安田さん演じるナオコに不破族についての説明を述べ、ナオコと凡(=ソニンの役名)の戦いを経て3者が対峙した後のクライマックスシーンが中々にいい雰囲気だったのでちょいと書き抜きしてみます(本名表記なのは単に自分がイメージ思い浮かべやすくするため)。

緊迫した空気の中、「私はもうすぐ寿命だから…」と告白し、人間を憎む2人を抑えようと語りはじめるソニン
ソニン:「私達不破族は、何千年も人間と憎みあい、自分達の生き方を忘れてしまっている」
熊田:「自分達の、生き方…」
ソニン:「そう、憎しみにかられて、憎むためにしか生きてこれなかった。それは悲劇だと思わない?」
熊田:「でも、人間を許すことなんて出来ない!絶対に、絶対に出来ない!」
安田:「アイコ、何をしてるの!?こいつを殺して、2度と現れないように、この世から消して!」(ソニンに詰め寄ろうとする安田さん。彼女を止める熊田さん)
ソニン:「許せないものは、許そうと思えば許せるはずよ。(懐旧系BGM流れだす)私の姉を見たでしょう?あの人も、あのかわいい姪達も、永遠にこの世に存在する罰を受けたの。生きているのでも、死んでいるのでもなく、ただ、ああして、憎しみだけを胸にさすらっていくの。あなたもああいう風になりたいの?」
安田:「アイコ…!こいつの話なんか聞かないで!」
熊田:「…苦しかった。誰も、愛することも出来ず、誰も、信じることも出来ず、本当に、苦しかった」
ソニン:「もうすぐ行けるよ」
熊田:「どこに?」
ソニン:「とても静かで、どんな苦しみもなく、本当の暗闇がある所」
安田:「アイコ…?」

んで後は、
・おもむろに腕を前に差し出し、力を衝突させるソニンと熊田さん。
・衝撃で気付いて部屋の前から逃げ出す刑事トリオ。
・いつの間にか握り合わせた互いの手に宿るエネルギーを目の前に、微笑みあうソニンと熊田さん。
・外で逃げ延びた刑事トリオが見守るなか、爆発するメゾン。
・1人海岸をさまよう安田さん。
・消滅した建物の跡に足を踏み入れ、「ヒズトが生まれる、彼らは、不破族の人はそう言ってたわ」とつぶやく今宿麻美さん(空中庭園にも出演してるって知らなかったよ)演じる女刑事。
・3年後、何故か子供連れたソニンの姿が。あれー?
という感じで終わりと。いやーソニンさん今まで以上にいい演技してたよ。語り口調なんて声優も出来るんじゃないかっつーくらい雰囲気出てたし。物語もメインプロットはかなりスタンダードだからその部分だけ抜き出してソニン物語の作者の人にコミック化して貰ったらどうでしょ…ってそしたらもう一つのメインである今を時めくグラドルな方々のクローズアップが出来ないか。

DVDかー、どうしよっかなー…。つかソニン関連の商品といえば、携帯オフィシャルでのカレンダー予約ってまだ始まらないんだろうか。ハーモニーさん大丈夫っすか!?