福田沙紀『Sakippo』

大人っぽい歌やしっとりした雰囲気の曲もありながら、全体的な印象としてえらい気持ちいいアルバムに仕上がってるなと思いました。ハツラツと健やかな15歳(もうすぐ16歳だっけ)が歌う12曲の中で特にいいなと思った歌の感想とか簡単に。
『Little wing』:サビが爽快。福田さんの歌声とまっすぐな詞の世界がぴったり合ってる。転回点のメロディが心地いい。
『ふたつの月』:サビの後半部が沁みるわー。Aメロの落ち着き、Bメロで感情が表れてきて、でもラストは2人の物語の締めくくりが静かに伝えられる、というような。
『青いバトン』:さよならを歌っているけど眩しさや明るさみたいの感じる。
『想い出が泣いている』:Aメロの流れが成る程な、と思う。ドラマの主題歌に向いてそうだ。
『Try again』:サビのあたりで澄んだ夜空を見上げる姿が目に浮かぶような。
『明日雨が上がる頃には』:ふくさきさんは“僕”や“君”という言葉で語られる歌詞の世界も似合うなと思った。
今の時点でこれだけ充実した内容のアルバム出せてしまうというのがとにかく大したもんだというか。これだけあればミニライブは確実に出来るんじゃないすかねえ。曲数が揃ってるというだけじゃなくて、福田さんの歌う楽しさみたいの伝わってくるし本人の魅力と歌がうまいことマッチしてるとも思うし。単独ライブの実施はまだ先のこととしても、他に歌リリースしてるメンバーやグループと合同で実施するとか。いっそのこと美クラのイベント歌メインにしてしまってもいいのではないかという考えが浮かぶほどしっかりしたアルバムになってると思いました。