カスペ!芸能人チアダンス部

遅い夕食時に概略だけでも見ておこうと再生ボタン押したらば結局最後まで見入ってしまったよ。
6月はじめの練習開始時、基礎体力を測るテストからスタートした関西チアダンス大会への道、ピンクレディの増田さんやバレエ経験者の福下恵美さん(ゴリバレエ団にも出てたっけ)、サスケやQさまでも活躍している女子芸能人トップクラスのアスリート水野裕子さんにバラエティ色豊かながらもダンス歴ありの大沢あかねさん、常日頃番組ではとんでるキャラクター出しつつかなりの腕前を持つさとう珠緒さんといった上手いメンバーの中でも全員から認められる実力を披露していたソニンは後半日程にはダンス経験者のマイケルさんと共にリーダーに抜擢され、全体をまとめることにもなる。見てて思ったのは以前やってた同様のチャレンジものの時よりも、大分余裕が出てきたな、ということ。もちろんかなりの熱血派な女であるところから、収録中にカメラを気にするペナルティの2人に厳しい言葉を投げたり、番組スタッフに向けて「笑いじゃない雰囲気をつくるのもスタッフの仕事でしょ!?」と指摘する場面もあったとのことですが、全体的な雰囲気を保とうという面もより多く見られるようになってたと思う。ダンス初心者である森三中の黒沢さんが大会直前合宿で精神的にダダ落ちした時も横で話しを聞いて励まし、大会当日のリハーサルや本番前のチェックでもフォーメーションの確認やメンバーへのアドバイスをしてたりと、まとめ役的なポジションをきちんとこなしてたし。ただ、何ていうか今回この番組においては、ソニン個人のチャレンジがどうというよりも参加メンバー全員で作り出したストーリーというのが何とも熱くてたまらんかった。試合後の珠緒さんの、芸能人として個性の存在が消えることが許せなかったのが、「そんなことよりもみんなで楽しむことの良さみたいなのを初めて感じました」というような言葉に代表されるように、参加した1人ひとりが大会の一瞬に向けて全力で取り組む姿にはそれだけで力付けられるものがあった。3ヶ月の特訓で、他の仕事もある中で、何よりも芸能人という個を出すことが求められる面々が14人集まって、どうしてこれだけのパフォーマンスを成し遂げることが出来るんだろう。すごいよ。ソニンファンとしての視点では、全員にダンスの腕前を上手いと認められ、フォーメーションでもセンターに抜擢されるなどある意味重圧の中、がむしゃらに突っ走るだけでなくチームを作り上げる存在としても力を発揮する姿が見られたってのがとにかくジンとしました。
以下メモみたいの。
本番3日前のスタジオ収録にて。
島田紳助監督の言葉「なんでこのメンバーが選ばれたかというと、スケジュールが空いてた?」メンバーから一斉に抗議の声。
・島田「ホント一生懸命、お金では出来ない」「芸能人ははっきりいいますとお金を貰おうと思うと短い時間で結構なお金が貰えるのが芸能人。ね。ところが今回、はっきりいいましてものすごい時間をかけて、もうお金では割り切れない」「そりゃね、みんなね、勝とう!熱い時間をすごそう!ていう、ほんっとその高校野球みたいな、中にですね、私が、ま、お金でやとわれて」最後のお約束なワンフレーズにまたも立ち上がり突っ込む一同。
・フォーメーション決定前の福下さん、誰がライバルかとの問いに「ソニンさんが上手いんでー、やっぱりほんと、何ていうんだろう、何やってても目がパッていくんですよ」
・今回のコーチ役だった前田千代さんは、指摘内容は厳しいけど言い方や態度がキツ過ぎず表情も柔らかい感じなのがすごいなと思いました。それでいて途中のメンバー同士の連携に関するシーンでは涙ながらに語る場面もあったりして、バランス取れたこの方がコーチとしてついていたのも今回の勝利の大きな要因だったんじゃないかと思いました。
・チアについて語るソニン「自分の性格に合ってるのかなぁ。何かこう、元気を出してパーッとみんなにこう、伝えるというか」
・実力・経歴に関わらず最後列になってしまった悔しさを率直に語る大沢さんは普段のバラドル?なキャラクターとはまた違っていいなと思った。ただ、その後スタジオではVTR中で“アイドル”と言われてたことについてしっかり突っ込みいれられ「この部活内ではアイドル的存在なんですよ」と言ってみせて周囲から一斉に突っ込みいれられたりしてました。
・そんな大沢さんについて、「あの日ねぇ、すっごい顔が怖かったんですよ」と語るソニン
・大沢さんから「あまり練習にこない人が前列になったのが…」という風に思われていたさとう珠緒さん。しかしさとうさんもこれまた通常のキャラ設定はどこ吹く風というような真剣な表情の場面がほとんどでした。
ダンドリ。チームのパフォーマンスを見て、コミュニケーションを取ることの大切さに気づいたメンバー達。成る程、ここが美クラオフィシャルで触れられてた森田リーダーの出番か。
真剣な練習風景のVTRとあくまでもバラエティとしての見所多目なトーク収録、そして本番といった具合に、マジメさや熱さとオモシロさ元気さがバランス良く配置された構成の番組だったと思います。
あと、ソニンバックダンサーズ!にチアダンスに、と続けざまな体力系企画でほんと忙しかったんだろうな、ということも改めて感じた。でも今後は舞台の練習も入ってくるだろうし、韓国でのCD発売もある訳だし、ほんとムリのし過ぎだけは気をつけて欲しいと思いますわ。