プレイボーイ連載

なんと次号で最終回というヤグッチョリーナ連載の今回と次回はつんく♂P迎えて“私のモーニング娘。時代から現在に至るまで、いろいろと聞いちゃいます(by矢口さん)”とのこと。「歌の審査が始まったら、矢口が2期の中では一番よかったよ」とか「矢口の歌を聴いてからは、「歌えるコがモーニング娘。に入ってくるな」って意識が俺の中では強かった」とか着目フレーズが続出な中、印象に残ったのは『恋のダンスサイト』で、矢口さんがかの“セクシービ〜ム♪”のフレーズを歌ったときの話。最初のレコーディングではギリギリ合格点の68点くらいと感じていたつんく♂P、納得していないもののその音を使うつもりだったのが、他のメンバーのレコーディングをした時「もう一回だけやってみようか」と録った音がすごく良くてそれを採用した、というエピソードについて、

〜前略〜
つんく♂:矢口自身は何度も何度も録音したから、どれが本当の正解かわからなくなってたと思う。どっからが悪ふざけで、どっからがはしたなくて、どっからが下品で、どこまでは芸として認められるかって。
矢口:本当にそうですね。
つんく♂:でも、それが芸術だと思うんだよね。ジャッジは俺がやるから。やれるだけやればいい、自分で限界を決めちゃいけないって気づいた瞬間が、矢口が殻を破った瞬間だったと思うよ。〜後略〜

つんく♂さんのプロデューサーとしての考え方が窺えると共に、歌手としての矢口さんのあり方にも触れられるような話だなぁと。5期メンバー加入後に娘。ファンになった者としては現在の矢口さんの姿踏まえてこの頃の話が語られるのはかなり貴重な機会だと思いました。