地球感動配達人 走れ!ポストマン(3/15)

・この日の放送は2本立てでもって、文字通り走るスベリ系根性ガールこと松井絵里奈さんはブログでも予告してた通り北斗晶さんからの依頼“プロレス界の父へありがとうの言葉を伝えたい”を叶えるべくまずは埼玉県吉川市へ。「北斗さんて、あの、鬼嫁のキャラクターでちょっと怖いかなっていうイメージがある人ですけど」と笑顔ながらやや緊張の面持ちでたどり着いたのは北斗さんが社長務めるプロレス団体の会場。その興行は地元の方々にも親しまれていて試合前には近所のチビッ子達がリング場で駆け回るなど微笑ましい光景も。
・そんな会場で北斗さんから依頼内容を聞くことに。プロレス界の父とは元全日本女子プロレスの松永会長のこと。16歳で350倍の難関を突破してこの世界に入った北斗さんは現役時代首の骨を2本折って全治8ヶ月の重傷を負う。自分が引導を渡さなければと会長はあえて“一万人の署名を集めること”を復帰の条件としたが、しかし北斗さんは諦めず、そのファンも何と8万人の署名を集めてくれ、復帰を認められることになった。それからずっと世話になってきた会長はしかし、2005年に30億円の負債を抱えて倒産の憂き目に。
・会えば照れからつい憎まれ口を叩いてしまう、というような間柄だけに今回は、ずっと長生きして欲しいのと「親父頑張れ」という意味を込めて、炊きたてのご飯を食べてもらいたい、という北斗さん。奥から実家で作っているというコシヒカリの大きな袋を担いでくる。「頼んだよ」「はい、確かに!」と受け取った松井さん、重さに「オーッ」と一瞬目を見開くも「お届けいたします」と頷く。
・「想いは、重いですね」こういうとこでこういうセリフがパッと出てくるのがスゴイ。
・ってかその袋“正味重量30kg”て書いてありますけど!お子様1人分くらいあるじゃん!
・翌日、住所を片手に台車でおコメを運ぶ松井さん。あーよかった、背負って運ぶとかでなくて。いざ会長のお宅前に着いて、呼び鈴を鳴らすも返事は無し。どうしたのかと関係者に電話すると、何と昨日から容態が悪くなって入院しているとの話が。
・病院へ向かい、娘さんから病状を聞く。肺炎を起こしかけていたが、今日は元気そうであるということで、少しの間なら、と面会する許可を得る。
・病院へ入り、会長に会って夕方6時、再び北斗さんの元に向かった松井さんはビデオメッセージを再生。車椅子に乗っている会長の姿に「歩けないの?」と驚く北斗さん。
・松井さんからの話と実際の北斗さんからのメッセージ映像を見た会長。「可愛くてしょうがないよね」「素晴らしい子ですよ、あの子は」と語った後、北斗さんも言っていた、トップのベルトである赤いベルトをやはり渡したかった、と。
・「北斗、今までいるレスラーでお前が一番だった」という言葉に涙を流す北斗さん。ティッシュがボロボロだよ、と言いつつ「これってこういう番組だったっけ?」と。
・「プロレスだけじゃなく、人生のチャンピオンだったと思えるような人生にしていきたいな、ってね」という北斗さん。「照れという壁を乗り越えて運んでもらって感謝しています」と松井さんと握手して無事終了…かと思いきや

北斗:米はどこ行っちゃったの?
松井:ちゃんと、あの、
北斗:持って帰ったんじゃないだろうな?
松井:ひとみさん(娘)にお渡しして
北斗:そう
松井:ハイ
北斗:米は食っちゃったのかと思って
松井:(笑)

オチがつくとこがさすがというか、とにもかくにもこれにて配達終了と相成ったのでした。
・なるほど、国内でもこういう形なら依頼成り立つよなぁ。しかし北斗さんに対するイメージがちょいと変わる放送でもあったような。あとパイルドライバー(脳天杭打ち)というプロレス技の怖さも(何だそりゃ)。