舞台『こもれびの中で 2010』 in 文化学院(御茶ノ水)(8/26)

観てきましたー。以下感想的な(簡易&ヘロヘロ申し訳&念のためネタばれ注意)
・実は情報ウトくて、今年の途中まで2009でステージ乗ったから今年もマコラッチョ出演すんのかなー思ってたんすよねー。だからまったくの別キャストってのを知って、あららーそうだったんだ、と。
・でもストーリー自体がほんと心に残るし登場人物達の想いや行動も胸に響く作品てことで再演するならまた観たい、ということで会社帰り、数ヶ月ぶりに文化学院のホールへ。来るたびに思う“ここの学生さんたちエレベーターの乗り継ぎ大変だよなー”てのを今日も感じつつ(でも開演時間迫ってたんで混んではいなかった)、13階の受付で予約したチケット代支払って中へ。
・作・演出の西澤周市さんのご挨拶があって、始まり。やっぱり2009を観てるとそれと変わった部分はどこかな?という興味が前面に出てしまって、ああこの台詞こうしたんだー、とかあの場面はこういう風に変更したんだなとかやや細かい部分に目が行ってしまったかも。
・大きい違いとしては、この日観た回ではコーチが登場しないから小原(真家瑠美子さん)とマキ(原嶺衣奈さん)がその立ち位置を2人で分担していたということがありましょうか。2009で三浦祐介さん演じたコーチも結構好きな人物だったので登場しないのはちょっと残念だなと思ったりしたのですが、でも仲間達を出迎える際の会話や、上杉に語りかける場面などでのマキ、小原の存在というのも違和感なくて展開の進み方としては凝縮されててこういうのもいいかもと感じたり。まあ要はどちらもいいかもという(優柔不断)。
・『桃色書店へようこそ』にも出演されてたあつみあやかさんと木村寿美さんが高取と平野を演じてらしてとてもハマってました。『桃色〜』での女子高生コントも面白かったもんなー。保険関係のやり取りとか、よりコント的色合い強まってる感じでナイスでした。
・しばしばキャプテンにからかい半分な扱われ方する今泉(富田千尋さん)、シリアスになりがちなこちらの作品を盛り上げるという意味で今回の2010でもやはり上手さが求められるポジションなんだろうなーと思ったり。
・主役の柴崎を演じてらした池澤あやかさん。チラシの笑顔も爽やかですけども、舞台上でキャプテン柴崎として仲間達と笑いあったり、励ましたり、夢を語ったりする姿が実に魅力ある女優さんだなと。特に歯を見せて笑う時の表情が明るくて人懐っこい雰囲気が一気にパァッと出て惹きつけられる方だと思いました。
こうして前年の2009と2010をそれぞれ観劇して、つくづく舞台はイキモノって昔からの言葉を改めて実感させられたっつか。同じキャストが演じていてもそう言われてるのに、別キャストで流れもやや変更ありとなると立ち現れてくる世界は別物になるように思える。でもこちらに伝わるテーマ、キャストの想いの強さは変わらないのかなと。
ということで興味深い時間過ごせました。面白かったです。
追記:ラストのマキと柴崎が別れる場面。2009のマコラッチョ−高野さんのときは小川さんはふっと笑顔を浮かべて去っていってて、今回2010の池澤さん−原さんバージョンだと池澤さんはやや寂しげな表情で思いを振り切るように手を数回強く振って、去っていった。今回も台本購入したんすけど台本だと2009・2010とも同じなんですよね。で、上記シーンについては今回観た2010版はキャストに合わせてアレンジされたのかなーなんて勝手に想像したりしました。そう思う程、2009・2010の上記シーンはそれぞれの組合せにハマッてるように感じられたってことでひとつ。
追記2:ヤベー重要なこと失念してた。特別出演の上杉の上司の専務役、角盈男さん。想像してた以上に馴染んでました。あと上杉とのやり取りもご本人の経歴交えつつ「練習は裏切らない」という具合に彼女の立場を否定するんでなくてあくまでも同じような経験経たものとして厳しい目線での叱咤的な内容で、2009でちょっと思った「実はあんな応援してるのにこの表現する、かな?」という感覚が今回は無くてよりナチュラルにその後の展開にも馴染みやすかったように思いました。他にも1,2年の女子が登場してたり、キャプテン柴崎が途中退場した後に交代で後輩が入ってたりといったように目の前の物語世界をスムーズに味わえるアレンジが加えられてて、物語世界に気持ちを入れやすくていいなーと思ったりしたんでした。