劇団ゲキハロ第9回公演『三億円少女』in池袋サンシャイン劇場(9/19)

15時と18時半の回観てきました。

平成22年秋。突然、ずぶ濡れの白バイ姿の少女が現れた。
彼女は、手に真新しい昭和43年12月10日の新聞を握りしめていた。
昭和最大のミステリーと呼ばれる「三億円事件」。
誰も被害者がいなかったと言われる伝説の事件の影に
ひっそりと咲いた、誰も知らないかなしい恋があった。

今回の観劇で、全パターンの公演観れる人がすごいうらやましくなった。だって
・主演だけじゃなくて他の登場人物もBerryzメンバーは交代制なんすねー!ビックラした。この日は15時サキッチ、18時半雅ちゃんだったんですが、サキッチの回には旅館の看板娘演じてたのは嗣永さん・バンド友達は友理奈ちゃんだったのが、雅ちゃんの回にはそれぞれ菅谷さんに嗣永さん、といった具合に、その他の役柄も変わってたのがおおーという感じでした。途中でバンドコンビが歌う場面とかもあるし、その他にもそれぞれ役柄の持つ特色を各メンバーがどう演じるのか観てみたかったわ〜。
雅ちゃん、前半の不良娘との対比見事だった〜。終演後のアフタートークショーでは相当緊張してて手とかも震えてて、普段クールに見られてるからあまりそうは思われないけどどうしようかと思った、とテンション高く語ってたんですが、やーすごいなぁと。
トークショーでは途中から参加した和泉宗兵さんと宮本佳林ちゃん、そしてトックリーナもとい徳さんもそれぞれ感想述べてました。徳さんは明日初めての主演なのでいっぱいいっぱいだと。あとその事について雅ちゃんから“千奈美が下向いて一生懸命台本読んでるというめったにみれない姿が”みたく言及したことで火がついてそれぞれお互いに対して“雅にだけは言われたくない!”“千奈美にだけは言われたくない!”とのバトルが勃発したりも。やーおトクだ。
・それにしても佳林ちゃんしっかりしてるわー。ちょっと噛んでしまって恥ずかしがるあたりもグー。
・個人的にBerryzの中でいっとういいなと思ってる(もちろん各メンバーもだけど)サキッチの舞台を最初に観れたのはやっぱよかったです。どんな物語が始まるのかな、と思っていて、開演して彼女が登場し、オープニングの映像で映し出された表情に心をつかまれた。明るい笑顔、決意を込めた強い眼差し、語る姿、彼女の演技を外部舞台でもいつか観てみたいとの気持ちは更に強まりました。
あらすじに書かれた“かなしい恋”。相手を想うが故の思い切った行動やまっすぐな愛情を示す姿をそこにあるように演じ上げる様子に、彼女達の成長をこれ以上ない程実感することが出来ました。
過去と現在が交錯する、40年も前の心の通い合いが結実する模様を目の当たりにする。物語世界としても切ない、けれど胸に余韻を残す描き方がとても素敵だと思いました。
Berryzのファンでも劇団のファンでも観劇が趣味の方でもたまたまでも、とにかく観ましょうよ!と言いたくなる舞台で。一旦劇場に座って音楽が流れたら、ストーリーと登場人物の創り上げる世界に惹き込まれますよ。
あと2回、観劇機会があることに感謝しつつ。