劇団ゲキハロ第9回公演『三億円少女』in池袋サンシャイン劇場(9/20)

昨日同様、15時と18時半の回観てきました。以下感想的な(一応ネタばれ注意)。
・15時は徳さん主演の回。溌剌とした笑顔と真剣な表情と、受ける印象の違いにハッとさせられる。徳さんについては以前からギャップというか、普段のニコニコしたイメージが強いからよりその点での差が鮮やかに認識されるっつーか、そこら辺が今回の役柄にもマッチしてた感じで。
・サキッチ、現代の方の看板娘役もハマってました。雅ちゃん演じるバンド仲間と歌う場面も観れてよかった。
・肥後あかねさん、アドリブによるフォロー、さすがです!
・18時半は2度目の観劇になるサキッチ主演の回。
・キャスターと北海道の友人役は、徳さんも茉麻ちゃんも似合うなぁ。
・嗣永さん演じる看板娘はカメラへのにじり寄りっぷりや宮本佳林ちゃんとの攻防とか楽しかった。
・これはどの回も共通だけど、純弥と過去・現在の一朗との会話シーンもグッとくる。
・アフタートークショーでは、サキッチと菅谷さんによるハカイダーのモノマネとかそのハカイダーを演じる斉藤佑介さんがエッグの田辺奈菜美ちゃんと会話してもらえてないこととか。
・あと、初日の友理奈ちゃん主演の回を終えてサキッチがプレッシャーを感じてた時に菅谷さんが「キャプテンなら大丈夫だよ」とメールくれたこととかも明かされてました。ええ話っす…。
トークショーあたまの方で、司会務める並木秀介さんにサキッチが「泣いてるんですか?」みたく尋ねたところで舞台袖から一斉にメンバーの歓声が上がってたのも和んだ。
・そしてサキッチこと清水佐紀さん。
昨日はちょうど初見で物語の進み方がわからない中、予測以上の展開に驚き引き込まれながらの鑑賞、今日はストーリーを把握した上で観たということで、よりしみじみと作中世界や登場する人物の関係についても味わうことができました。そんな中でサキッチは、台詞の抑揚から表情から更に過去と現代それぞれの“依子”としての存在感を増してたと思います。ここぞというシーンでの決め方、煌き、真っ直ぐな眼差しに改めて惹き付けられ、目が離せなくなりました。現代での再会し手を取り合う場面での涙声、過去シーンでバイクにまたがる際の足の蹴上げ方、同じく過去で純弥に訴えかける場面、バッとジャケットを着込むシーン、そしてラストでの一朗とのやり取りと『故郷の空』…。勿論、他にも沢山のおおっと思わされる瞬間がありました。
サキッチについては、昨年の『サンク ユー ベリー ベリー』では役柄的には十分似合っていたけれど、舞台上に立つ時間としてはやはりもう少し登場して姿を観たかったという気持ちを抱いてしまっただけに、こちらの作品において彼女が主役を務めるバージョンを鑑賞した際により強い感慨を覚えたというのも言えるかもしれないです。加えて、あと2人、糸江と香澄というキャラクターを演じる姿も観ることができたってことで、あの時の残念だな〜…という気持ちはすっかりもう解消されました。
つくづくヤバいなー、この作品。別キャストバージョンはもはや当たり前として、同じメンバーが演じる場合でも1度目2度目の観劇でどんどん新たな魅力が付加されてる。昨日・今日と観た雅ちゃん・徳さんの演じ方も今後の日程で更にパワーアップしてくんだろうな。そして観れてない友理奈ちゃん、茉麻ちゃん、嗣永さん、菅谷さんバージョンもすごいことなってるんだろうな、更に様々なパターンが存在している、メンバーが3役4役ずつ務める脇役同士についてもどんどん関係性が磨かれていくことを想像すると、本当、全部の組みあわせを舞台で味わいたかったなぁと思われてなりません。
ほんと、劇場と映像では受ける印象大分違ってしまうのは承知のうえで、いつものコンサートツアーの時みたく各メンバーバージョンのDVD作成してください!と事務所にお願いしたい。絶対全部セット買うんで!
とにかく、本当に素敵な作品世界を味わわせていただき、ありがとうございました。充実した2日間でした。残る東京公演も大阪公演も、Berryz工房含めた全キャストの輝く姿と想いが込められた物語世界が伝わり届けられていくことを祈念しています。
追記:関係ないですがこちらの作品、以前住んでた場所の地名が出てきて懐かしかったりもしました。高幡不動とか大学時代に正月バイトしてたし!