リアルエチュード みんなの家 Girl's STAGE in 青山劇場(3/9)

昼の回観てきました。以下感想的な(毎度ヘロヘロ文でスミマセン)
・職場を早退して今年2回目の青山円形劇場に到着。平日昼間というのもあってか昨日夜に比べると多少静かなムードの場内。
・1時少し過ぎにエチュードについてのアナウンスが流れ、そしていよいよ清水佐紀さん菅谷梨沙子さんが登場。ドアが開いてステージ上にあがるまで、しっかり手を繋いでいたのがお2人の緊張と絆感じて印象的でした。
・恒例の(?)ぐるっと回りながらの挨拶して、今回のエチュードについてお互い尋ねあうサキッチと菅谷さん。

清水:昨日深刻になっちゃって…熊井ちゃんに聞いた?
菅谷:熊井ちゃんに聞いた
清水:どうだった?
菅谷:(のけぞってみせながら)「おお〜!」と思った
清水:だよね〜!

サキッチのブログコメントやその他の情報によると昨日の昼の演目、キャプテンのエピソードは気持ちが込められててかなりすごかったらしいですね。そこで語られたという内容には伝聞だけでも胸が熱くそして痛くもなったり。でもそこでそのエピソードを勧めたというマネージャーさんもまっすぐ気持ちを吐露した佐紀ちゃんもすごいと思っったのですが、この回でメンバーから真っ直ぐ演じた内容が伝えられているというのに改めてBerryzのつながりの強靭さを感じて頼もしさを覚えたりもしたのでした。
・演じるにあたって、緊張しながらも

菅谷:劇は好きだから
清水:演技好きだもんね
菅谷:うん、だから楽しみにして来ました

と頼もしいコメント述べる菅谷さん。
・そして、頑張ろうね、と互いに力づけあった後で監督の古厩智之さんが登場。続いて男性ゲストの演劇集団*pnish*の鷲尾昇さんも呼び込まれました。
・年齢が34歳というのに会場がどよめいた程若く見える鷲尾さん。
・昨日のエチュード時と比較して「柔らかい雰囲気になった」「昨日はその笑顔まで100分かかった」とカントクに言われて苦笑するサキッチ。
・じゃあ、早速始めましょうか、とそれぞれに割り当てられた席に座り、この公演共通のテーマ「衝突」についてまず清水さんのネタは、と問われ「あの、マネージャーさんとの…」とサキッチが口にした途端上半身をガクッと折る古厩監督。でも、そのエピソードについて順番に聞いていくことに。現在のマネージャーさんではなく、その前に担当だった方とのことですが、サキッチがキャプテンを辞めたい、と訴えていた時、自宅まで訪ねてきてマネージャーさんが励ましてくれ、説得したというエピソードについて、その時の状況を尋ねていくカントク。ただし途中で「さっきはあんなにいい流れだったじゃない」みたいに事前の打ち合わせ時の内容を助言する場面もあり。
・それでも結構スムーズに話はまとまり、続いて菅谷さん。こちらは舞台がガラっと代わり、彼女が中3の頃の学校でのエピソード。何でも、その学校の制服は菅谷さん曰く「OLみたいな制服」とのことで、カントクがつい「じゃあ高校生制服マニアは喜ばないけどOL制服好きは喜ぶね」みたいな事口走ってしまいその後2人の視線と沈黙を受けて「スミマセン」と謝る場面も。
・で、その学校では制服の上に羽織るカーディガンは無地でないとダメと決められているとのことで、それにも関わらずイチゴ柄のカーディガンを着ていった際に女性の先生に注意されてキレた、というのが菅谷さんの語った内容。流れとしては、学校に柄モノカーディガン着ていく→割と誇示してる→先生に注意受ける→「ハァ?」→「みんなも着てるじゃないですか。なんで私だけなんですか?」→「みんなが、じゃないの。今はあなたの問題なの、菅谷さん」→「誰にも迷惑かけてないし」→「ダメです、決まりなの」→「何でダメなんですか」→「制服に似合わないからです」→「意味わかんない」→「とにかく脱ぎなさい」→「脱げません。風邪引いたら先生の責任ですよ」→「〜〜〜仕方ないわね、今日一日だけですよ。明日は無地にしなさい」→「ハァ〜イ」(←以上ほとんどニュアンス的な感じで)みたいな具合だったらしい。
・“誰にも迷惑かけてない”が出た瞬間、「出た!」と叫ぶカントク。そして「先生かわいそ〜」と菅谷さんの相手の先生に同情。
・カントクや会場に「中3の時は反抗期だったんです!」「今は違いますよ!」と懸命に表明するもすっかりカントクからはヤンキー的な扱われ方をする菅谷さん。例:(小道具として)「ヨーヨーいりますか?」「こうやって(のけぞって大また開きで)歩いてたんでしょ。(周りで後輩が)おはようゴザイマス!センパイ、おはようございます!みたいな」
・そういや、菅谷さんが中3の時期と言えば、『起立!礼!着席!大全集BOX』CD収録の頃じゃないすか。そう考えると、ちょうど嗣永さんと2人喋りした際の「私反抗期だから」みたいな発言も納得なような。
・そしてゲストの鷲尾さんからは、恋愛ネタでバイト先の女の子を好きになって、頼りにしてたセンパイからのけしかけもあってとある日告白するも振られ、センパイに報告に行ったら既にそのセンパイと彼女が付き合うことになってた、というエピソードが。うわキッツいなぁ。
・更に「もしかしたらそのセンパイはけしかけた時は既に彼女と付き合っていて鷲尾さんを笑っていたんじゃないか」というオソロシイ想像を語るカントクと、その考えに「イヤ〜!」と悲鳴あげるサキッチ。
・鷲尾さんやそれぞれ互いが語る間、基本的にサキッチも菅谷さんもきちんと頷きつつ話を聞いていたのですが、その中で菅谷さんが水飲もうとするもミネラルウォーターのペットのキャップが開かなくて必死になってるなんて微笑ましいシーンも。鷲尾さん・カントクが手を貸そうとするも、迷った末結局キャプテンに渡して開けてもらう菅谷さんがカワイイ。
・鷲尾さんの話もまとまり、でもまだ時間がある、ということで「キャプテン何かある?」と聞かれて朝、お母さんに車で駅まで送ってもらう時に言い争いしたエピソードを語るサキッチ。ただしここではその状況を尋ねる監督と佐紀ちゃんの間で既にエチュード的なものが成立してしまってておおーと思ったり。監督も「この2人でやります?」という程。
・続いて菅谷さんも聞かれるも、「菅谷さんはヤンキー話に絞りましょう」「ヤンキーじゃないです!」ということで鷲尾さんが2つ目の恋愛話を。こちらは、ちゃんと(?)交際してる彼女についてのネタで、センパイを交えた飲みの席にいた時、彼女と約束してたにも関わらず終電過ぎても飲み続けてた彼に怒りの電話が立て続けにかかり、それではと彼女の家に向かうも合鍵でドアあけたらチェーンが掛かっており、窓ガラスに小石ぶつけても反応なし、終いに塀を登ろうとするももし何も知らない人に見られたらやばい、ということで諦めて帰ろうとしたところで彼女から電話。あれから1時間半も経ってるのに何やってるのよ!と怒る彼女に状況説明したら大爆笑されてなんとなくその場はゴメンね、ということで納められた、という内容。と一通り案が出たところで、どれを演じるか決めることに。
・サキッチのネタについては、カントクの中で昨日と続いてマネージャーさん話なのも、みたいな気持ちがあったのかはわからないけど、後回しで、ということで、まず菅谷さんのヤンキー話、そして鷲尾さんの恋愛ネタ2本、そしてサキッチのはやはりキャプテンの継続についてマネージャーさんに説得受けた話をすることに。ここで約20分の休憩。
・この回は幕間のアンドリュウPの場つなぎトークもなく、普通に休憩時間が過ぎて再び一同が登場。
・演じる前に一度ホワイトならぬ特注の透明ボードに書かれた大まかなスジを確認しにいくサキッチ。しかしその前に演じた役柄で一度靴を脱いでいたため、靴下のまま壇上から降りてボードを見上げる彼女に会場とカントクから一斉に靴、靴!のつっこみが。如何にも演じることに集中してるという感じな出来事でした。
・演目については、菅谷さんのヤンキーネタ(だから違う)では彼女の(かつての?)素の演技と、サキッチ演じる女性教師のやり取りがかなり再現度高い印象でツボ。しっかし、カントクじゃないけどああいう風に反抗されたら泣きたくなりそうな気が。先生ってタイヘンな職業なんでしょうね…なんて筋違いの感慨も抱いてしまった。菅谷さんメンバーといる時はあんなにいい子なのに。
・↑のネタの後、「先生、全然勝ってないのね」としみじみ述べる古厩カントク。でも優しいんですよ!とフォローするキャプテンに「そう言えって目でおどされてるんじゃ」みたいなイジりも。
・サキッチのマネージャーさんエピソードでは、当時のことを思い出したのか本当に涙する彼女の姿が。「キツいこととかいいたくない」「嫌われたくない」キャプテンという立場に決まり、今まで続けてきたその日々はこちらが想像している以上に様々な出来事があり辛いことも起こったりしたのだろうなと。前日のエチュードでも語られた内容しかり。でもその中で輝きを増してきたサキッチの頑張りは、ちゃんと届いていると思うから。
・鷲尾さんのネタは、彼女に締め出されたエピはサキッチ、告白してギャフン(?)なエピは菅谷さんが演じてました。そして物語の重要ファクターセンパイ役は古厩監督が。てかこの物語では最終的にセンパイと鷲尾さんのシーンで幕切れというGirl's STAGEには極めて珍しい構図が見られたのでした。
・終わった後、それぞれの感想を述べる一同。佐紀ちゃんの「次やらせてもらえる機会があったら、違うテーマだったらまた面白いだろうなと思いました」的な発言が印象残った。ぜひまた観たいです。
・カントクと鷲尾さんが先にはけた後で改めてエチュードについて語り合う2人。「時間経つの早かったね」「早かった!」「楽しかったね」「楽しかった」と笑顔の姿に演技を好きな最年長最年少ペアへの頼もしさを感じました。
そのまま退場しそうになるも、丹羽Pの指示でステージ上をぐるっと一周して、改めて会場を去るサキッチと菅谷さん。いやー、観応えある舞台をありがとうございました。
サキッチが最初に演じた時の舞台は直接は観てはいないけれど、挨拶の時に「今まで見せた事ない所もみせた」みたいな言葉どおり、とても貴重な機会だったのだなと、そして歌やダンス同様演じることも好きだという彼女や菅谷さんのステージに居合わせることが出来てよかったと強く思った一日でした。やはりサキッチの演技好きです。