第10回タンバリンプロデューサーズ公演『黒椿』in 池袋あうるすぽっと(7/23)

昼の回を観てきました。以下感想とか(ヘロヘロ申し訳&念のためネタバレ注意)
・この日は5回目の観劇にして初めて最前で鑑賞。やーちょっとヤバいっすねこりゃぁ〜。三浦孝太さんの汗とか葉奈を演じる前田希美さんの所作・足取りとか櫻井貴之さん・下川みくにさんの低音の響きとか、そしてあの場面で光っていたまこっちゃんの涙とか。
・先日後方から観た時は、全体に見渡せることで伝わる小芝居もあるみたく書いたけども、今回すごい間近でステージ上を眺めてると一座やヴァンパイヤ組や町の皆さんがかなり細かいとこまで演技してるのがわかっておトク感ありました。ザビが夕顔姐さんに“ベイビー”って声かけてツーンとされて肩すくめたりとか。まあ要は前方後方どちらからも観る機会があってよかったってことです。
・アクション・殺陣の流れや音楽と歌声のバランスがますますいい具合になってきて物語世界への入り込みやすさも増していて、つくづく“舞台は生き物”ってのが実感させられた作品でもあるなーと思ったりも。何回も観ることでマコラッチョのあの行動はじめ“!?”みたく感じる気持ちも均されてきたし(それにはあのエンディングで一気に心浮き立つ感覚を味わったことが大きく影響してる気もしますが)。
・とにかく神楽というキャラクターはこれまで小川さんが演じてきた役柄の中でもハマってる度が群を抜いていて、歌声といい表情といいもちろんダンスといい、彼女の個性と持ち味がとても効果的に現れていてその点のみでも本当にこの舞台を観れてよかった。
・それに加えて吸血鬼と共存する町の面々というのもまたいいなーという設定だし、孔雀座御一行、吸血鬼軍団、町の皆さん、凶夜(小太郎)、葉奈、そして煉獄と神楽という個性的な役柄を演じる役者さん達の熱気に力を貰いました。本当に観れてよかった。明日の千秋楽にあの世界が描かれる様を目にすることが出来る方々を羨みつつ、台本とパンフレットでこれまでの観劇の思い出に浸りつつ、そして個人的にラストの鑑賞機会に間近でエンディングの『旅の地図』『黒椿』をニッコニコ度満点な笑顔で歌い踊るマコラッチョの姿を観れたことに感謝しつつ、今宵は眠りにつきたいと思います。素敵な時間をありがとうございました。