劇団ゲキハロ第11回公演『戦国自衛隊 女性自衛官死守セヨ』in 池袋サンシャイン劇場(9/19)

15時半の公演観てきましたー。以下感想とか(毎度ヘロヘロ申し訳&念のためネタばれ注意)。
・今回は2度目の観劇。元々期待していて、実際に目にしたら想像してた以上にうっわこりゃいいわーステキ!と思った舞台をまだまだ観ることが出来る、何てありがたい、幸せなことなんだろう。
・この日の座席は左側で前回の鑑賞時は右側(上手って言うんでしたっけ)だったので同じ場面でもメンバーの見え方が違ってふむふむーと思った部分も。
・てかですね、あの、左側で更に9列目という(個人的にゲキハロでは結構前方)席だと、開演まもなくのサキッチ演じる上杉2士と浅間3曹のあの場面が真正面でですねー、コミカルで楽しくてほのぼのキュンとくるシーンにも関わらず、その後の展開知ってるとうわぁーってか胸がギュッとなるのですよ。
・それぞれの役が本当、ぴったりハマってるよなぁ。
・嗣永さん演じる小宮2士が山姥一族の娘つぶら(岡井ちゃん)に歌をうたうところ、小宮がその歌を覚えた経緯を語るところ、若月曹長も加わり、つぶらに歌を教えるところ、そしてその歌をつぶらがたむけに歌うところ…歌の持つ力、効果大すぎる。嗣永さんて『サンクユー〜』とか今回とかすごい優しくて癒し系で芯が強い女性役ピカイチなんだよなぁ。更に今回の作品ではそこに普段のももちキャラもからめてあるから最強っつか。
・愛理ちゃんはメイン張るのにふさわしい格好よさ。凛々しくて、誠実で、真っ直ぐで、でも迷ったり悩むこともある若月陸曹長という役柄を魅力的に演じていました。殺陣とかあの時間ない日程でよくぞここまでキメてきたもんだ。すごいや。そして初演観たあとDVDマガジン鑑賞したとき、そこではメンバーといる時のいつものほのぼのおっとりな愛理ちゃんの姿があってそのギャップに興趣覚えたりもしたんでした。
・徳さんねぇ、河合2士は女性自衛官を想像した際に思い浮かぶ人物像の一つだと思う。明朗快活、必要とあらば戦闘も躊躇わない、でも一本スジはビシッと通ってる。そんな彼女と横山一敏さん演じる八十重が対峙する場面、彼が最後に言った台詞を聞いて両者が目を見交わす数瞬に込められた感情、そしてラストシーンで彼女が朱槍を手にしているその心持を想像すると、、、もうたまらないっす。徳さんメインのすごいラブストーリーとかも見てみたい気にさせられる(ご本人すごい勢いで首横に振りそうだけど)。
・舞ちゃん、オトナになって…。幼い頃から共にすごしてきた兄のような立場の一族の若者平八郎に想いを伝えようとする場面、その後の和議を結ぶにあたって殺されそうになった想い人を助けるためあえて彼を打ち据えるシーン、いずれも説得力があって目を離せなくって。ランドセルが似合うキャラをドラマで演じてた頃からほんの数年なのに、やー月日の経つのは早いものだ(ただしよくよく考えると愛理ちゃん・岡井ちゃん・梨沙子ちゃんは舞ちゃんより1学年上なだけなんすよね。なぜ舞ちゃんの場合はここまで大人びたことへの感慨を覚えるんだろう?)。
・岡井ちゃん、つぶらの役はさりげに短刀を用いた殺陣があったり、若月隊と山姥一族のメッセンジャー的役割もあったり、舞ちゃん演じる絶姫の気持ちを知りつつ自らの父の命を奪った戦が終わることを目指して政略婚もやむなしと考えたりと、天衣無縫な野生の少女と理性的な異なる文明間の繋ぎ役としての役柄を並立してる感じで結構難しそうだなとかも感じてたりして、そんな明るさと寂しさを併せ持った少女の姿を岡井ちゃんはこれまたこれぞって具合なピッタリさで演じていて、間違いなくハマり役と思います。
・でまあサキッチこと清水佐紀さん演じる上杉については初回鑑賞時の感想でも散々触れたんですけどもうやっぱすごい良かった。政略結婚の効果について積極的に語ったものの姫に想い人があることを知り、自らにも同じような大切な存在がいることを顧みてもし実現したら自らの身にどのような事が起こるかわかった上で、結ばれるべき2人の手を繋がせる。初っ端からのキャラクターが「ハイ、バカです!」なポジティブ明るい役柄に設定されてるだけに本当後半に向かうにつれ張られてた伏線が徐々に判明していく展開が効力大なんだよなぁ。徳さんとのバディっぷりも息ぴったりだし、つぶらとの対話もグッとくるし、つくづくここまで彼女の魅力を惹き出してる役柄をよくぞ作り上げてくださってと脚本・演出の塩田泰造さんにお礼申し上げたい気分です。
・終演後、カーテンコールで登場した際にこの回では嗣永さんが改めての挨拶を行ってました。その内容(超ウロ覚え申し訳)。

「小宮2等陸士を演じた、あ、あと天使と天女を演じた嗣永桃子で〜す!」
「稽古場でも癒しの存在で(会場からの「えー!」にもめげず、隣の岡井ちゃんに同意求める。岡井ちゃん肩震わせうつむきながら半笑い同意)」

あと、何かのセリフで反対側の隣にいたキャプテンからどつかれたり、しかしなおも「佐紀ちゃんは一番年老いてるけど〜」と大胆発言したりと色んな意味でさすがな桃子姫でした。一連の発言の時の徳さんの表情も見逃せなかった…。なんというか舞台での(まあご本人おっしゃるところの)天使的な役柄を演じた後、こちらのようないわゆる“ももち”なキャラクターを出してくるあたりやっぱりさすがっすねー嗣永さん。こういう挨拶の場やバラエティ番組等、ここぞという場面で見せるサービス&エンタメ精神、尊敬します。てか単純にオモロイ。
ということで、死守セヨ2回目観劇もとてもよかったです。初日と比べると更に進化してるし、ただでさえ一同の結束力ハンパない座組という感じなのが、この先上演重ねてくことでどれだけのことになってくのかもうドキドキだ。次に観るのは早くも東京千秋楽。その日が待ち遠しいけど公演が終わりに近づくのも淋しくもあり。出演されている皆様の体調が万全であるよう祈念して。
(9/22追記:24日観るのは東京千秋楽じゃなかった、12時の回でした!うっかりー申し訳!)