遅い夕食後に

新聞でも読むかーと夕刊広げたらばいきなりソニンさんの写真が視界に飛び込んでまいりまして完全に不意つかれましたがな。掲載されてたのは広告特集のコミック紹介ページの一画でソニンガラカメこと『ガラスの仮面』を中心にマンガ歴を披露してました。

兄も姉もマンガが好きだったので、わたしも小さいころからマンガは大好きでした。小学生のころは将来マンガ家になりたいと思ってたくらいで、学級新聞にも4コママンガを連載してたんですよ。スクリーントーンなんかも使って、かなり気合が入ってましたね(笑い)。
中学生のとき『ピーチガール』を読んで、上田美和さんの大ファンになりました。とにかく絵がきれいだし、ストーリーも女の子が憧れる青春が描いてあって。それ以来、上田さんの作品は全部読んでます。だから『ピーチガール』のアニメでエンディングの歌を担当させてもらったときは、本当に嬉しかったですね。上田さんとは対談でお会いして、今では年賀状のやり取りもしています。
女優の仕事を始めてからは、『ガラスの仮面』にハマりました。きっかけは安達祐実さんのドラマを観たこと。昔から興味はあったんだけど、なかなか読む機会がなかったんですよ。それがいったん読み始めたら面白くてやめられなくなっちゃって。結局、全巻そろえました。
ヒロインのマヤって、一見どこにでもいそうな普通の女の子じゃないですか。それで周りから見くびられがちなんだけど、いったん舞台に立つと天才的な演技を見せてみんなを黙らせてしまう。「ほら見ろ!」って感じで、たまらないんです。あの天才ぶりがとにかくカッコよくてゾクゾクしますね。自分がお芝居をする上でも、マヤのお芝居への取り組み方はすごく参考になってます。
それから、『赤ちゃんと僕』も名作だと思います。母親がいない小学生の男の子が小さい弟の世話をするお話なんだけど、母親のいない子供の心情がすごくリアルに伝わってくるんですよ。最終回なんか大泣きでした。
最近読んで面白かったのは『桜蘭高校ホスト部』。お金持ちの生徒ばっかりの高校に「ホスト部」というクラブがあるっていうあり得ない設定で、その現実離れしたところがいいんですよ。現実を忘れて夢の世界にひたれちゃう。キャラクターでは無口でクールなモリ先輩が好きですね。それにしても、ハルヒはモテすぎ!うらやましい限りです(笑い)。
(9月29日朝日新聞夕刊広告特集「コミック・ブレーク」Vol.84「私のコミック履歴書」より)

赤僕とは懐かしいな。それにしてもソニンホスト部も読んでたとは。実は白泉社系もチェックしてるのか?