1999.9年の夏休み

昼公演行ってきました。以下感想(ネタばれ注意)。
安川結花さんのブログ等で事前に調べてったおかげで吉祥寺シアターには迷わず着けた。駅から結構近いっすね。
・劇場前にはベンチがあって随分過ごしやすい場所だった。
・劇の長さは休憩無しで2時間余り位だったと思う。
・ファンクラブ・携帯サイト会員特典である生写真プレゼントについては、会場入る手前で係りの人が積極的に呼びかけてたんでそれほどドギマギせず受け取ること出来て助かりました。
・チケットもぎり後の階段途中と廊下に花が。通りしなに見てったところ、ウエッティ菊川怜さん、米倉涼子さんからオスカーの4人宛に届いてた。あと本田有花さんへはフジテレビから来てるの見ました。
・会場入ってステージの低さと客席との距離の近さに驚く。これじゃ最前列だとマジで役者さんの表情丸分かりじゃないっすか。
・開演15分前あたりに劇団の女優さん俳優さんによる小芝居含みの注意事項伝達があった。ラスカル大変そう(←?)。
・時間をちょい過ぎていよいよ舞台のはじまり。
・マシューじゃないけど“オスカー顔”って確かにあるなと思った。つか皆さん美人スギー。
・本田さんホント色白いな!
阪田瑞穂さんと安川さんのシーン、ほとんどの人がドキッとするんじゃないか。
ガーターベルトが刺激的。
・あの、2メートル足らずの場所で美少女達はじめとする役者さん達の演技目の当たりにするのは刺激が強すぎます。
・本田さんの表現力の豊かさを改めて実感させられた。声色で感情を出すのが本当に上手だ。
・少年達を絶望させる試みの中ではナオトのエピソードが一番キツかった。何ていうか胸が痛い。笑顔が悲しすぎるよ。
・本田さん演じるノリオは少年達の愛憎劇に心を痛めるという部分のが大きかったのでやや安心して見てられました。
・これまでも本田さんや阪田さん渋谷さん森田さんといった面々が舞台での活躍見せてたけどもこの分だとオスカーさんとこの演劇方面進出の今後にも相当期待持てそうだなとか思った。
後は抽象的なあーだこーだ感想なんで隠すとして、とにかく、絶対お薦めの作品です。直接舞台に行けなくともDVD購入してもかなり見応えあると思う。ある意味DVDで見たらよりわかりやすくなる部分もありそうだし。個人的にはあとも一度舞台で観る機会あるんで今度はストーリーの流れ把握した上で色々見えてくるだろう部分にも着目してきたいと思います。
最初心配していたのは、少年同士の愛とか、少年を女性が演じることでの独特な雰囲気といった部分が自分が好ましいと認識する感性世界から遠いのではないかということだった。しかしその心配は無用だった。性別をどうこうというより、友情と愛情の線引きというより、何かを大切に思う心、いや大切にというのとはまた違うかもしれない、誰かが自ら以外の対象に寄せる想いといったものを丁寧に描き出し、錯綜する感覚を描きながらも少年達が最後に選んだ道がいつの日か世界のあり方に輝きをもたらす事を祈るような物語のあり方は、とても真摯でまっすぐで、見終えた当初は幾らか意外ですらあった程だ。でも思い返せば『神の左手 悪魔の右手』や『希望の党☆』でも感じた、恐怖や混乱を描いてもそれら自体を包むような真っ当さというか、「確かに〜は〜である、ただ、それでもこういう見方も出来るんじゃないか、このように感じる人もいるんじゃないか」小さく控えめながら大事なことをそっと聞かせてもらったような気持ちと共通しているのかなと今になると思う。
まあどっちかってぇと観終えた後感じる距離感の源は、きっと自分はこの物語に登場する人々のようには行動出来ないだろうなーという諦観から来るもんなんだろう。そういう自らの心の働きに開き直りみたいの感じると余計に凹むんだよなー。まいったもんだわ。