ミス・サイゴン in 帝国劇場(9/27)

昼公演行ってきました。以下感想(一応ネタばれ注意)
・座席は一階後方ながらほぼセンターで舞台全体が見渡せる。ちょうどホー・チ・ミン像の正面あたり。あとラストの挨拶時にちょうどソニンが正面に来る時とかあってラッキー。
・今回のキャストは全体的に重過ぎない印象受けました。別所哲也さんのエンジニアのふてぶてしさとか、クリス役の藤岡正明さんの軽やかさとか何だか新鮮だった。
・トゥイとキムの間のやり取りが、相手の思うところはどっかしらでわかってるんだけれども、というような、通じてはいるけどすれ違ってしまっているような所をより感じたような。
ソニンですが、そんな具合で周囲に呼吸合わせてるのと東京公演も半ば過ぎて経験値どんどん上げてるのと両方あるのかもしれないけど、どこかに落ち着き持った、何と言うか地に足ついたようなイメージがより強かった。もちろん必死な場面や悲痛なシーンでの緊迫感にはこちらも手に汗握らされたり胸が痛んだりするけれども、芯の通った佇まいといった印象が増したような。
・そして歌も更に進化してたと思う。『命をあげよう』とかすごかった。
・エンジニアのアドリブいいっすねぇ。クラブのオーナー?役の人とのやり取りとか(しかも途中で詰まったその人に「噛んだでしょ?」とかツッコんでた)
・挨拶時に恒例の(?)タムに向けて手を広げるも脇をすり抜けられるところで隣にいた藤岡さんが代わりに抱きついてみたりしてた。お茶目なことを。
当然なんだろうけど演じる人によって舞台って全然変わるものなんだなと素人としては目を瞠らされる思い。これは前回観に行った際に付き合ってもらった人がピタッとくるキャストの組み合わせ求めて何回も観劇するの頷ける。機会作れたらもう一度くらい観に行ってみたくなりました。