SISTUS RECORDS Presents 『Girl Girl Girl!!』

行ってきました。以下感想等。
・渋谷BOXXはNHKホールや代々木体育館にほど近い一角にあって繁華街を非常に苦手とする身としては大変ありがたい会場だなーと。場内は整理番号170番台で結構後ろの方だったからこぢんまりした印象でもあったけどその分ステージとの距離感近かったです。
・ライブは約2時間、樹海、ユンナ、Aimmy、タイナカサチさんの順で数曲ずつ披露→司会の女性とトーク、という構成。
・樹海のボーカルの愛未さん、ステージではあんなに艶やかでみずみずしい歌声なのにトークでは実に訥々とした(それでもかわいらしい声ではあるんですが)喋りしておられて何か和みました。一方Aimmyさんは今回は一曲のみだったものの話っぷりも司会の女性が指摘したとおりハッキリしてて曲調もノリノリでああ、人が持つ二面性ってすごいなと(や、あくまでも愛未さんとAimmyさんの間には関連はないらしいですが)。
・樹海の出羽さんは今回唯一の男性であり肩身が狭そうだなーと思ってたら案の定トークでその辺りイジられてました。イベントタイトルも 『Girl Girl Girl!!』でオレは?となったところユンナが「出羽さんは“!!”ですよ」と言ってくれたらしい。あと楽屋が女子と男子に分かれてたのでずっと一人寂しくタバコ吸ってたとか、今回出演するアーティストがTシャツ用に写真を撮る際自分も20ショット位(だったかな)しかもいろいろ要求されながら撮影されたのに商品が出来上がったら使われてなかったとか哀愁なエピソードが多かった…。いやでもラストの挨拶時とかでは元気に叫んでらしたのでよかったなーと。
ユンナ、いやーライブ会場で聴く彼女の歌、やっぱいいですわ。これまでも映画関連でイベントや映像内での歌に触れることが出来てたのもそれぞれありがたかったけど、間近で生演奏で声を耳にすると何ともまた感慨深いものがあります。2006年のワンマンには行けなかったから余計に…。強さと伸びやかさを併せ持った張りのある歌声は更に進化していました。
・そして今度の新曲『Girl』、表題曲はサウンドプロデューサーと彼女自身の個性がいい具合に相乗効果を発揮していてノリやすく聴き心地のいい歌で、カップリングの『贈りそびれた言葉』はユンナの作詞・作曲でこちらも彼女らしさの一面でもある切なさを覚えるようなバラードでよかったです。
・MCでは「これからライブをしていきたい」という言葉が特におおーぜひ!という感じで。大学も3年生ということで授業大変らしいですが(1つだけF判定取ってしまったとか、あちらの大学厳しそうだもんなー)学業との両立もハードな事と思いますが、可能な範囲で移籍第一弾シングルの発売とそれに伴う展開の中で勢いにのってぜひ実現して欲しいところです。
・あと司会の方のムチャぶりで急遽BoAさんのモノマネもやってのけてたんだった。フレーズに加えてハイテンションな客席への呼びかけも再現してて沸く会場。
タイナカサチさん、MCの流暢さが並でない。ラスト、司会の女性がハケる時に仕切りをバトンタッチされた際ご本人が冗談で「次回は司会として参加してたらどうしよう」とおっしゃってましたが、次も歌手として加わるのは当たり前でしょうがその辺り抜きにして十分タイナカさんの進行でもイベントやってけそうと思える程の力量でした。
・もちろん歌も聴き応えあってまっすぐで溌剌とした、でも柔らかさも感じるような声の方な訳ですが、8月リリースでこの日初披露という新曲『運命人』は、ご本人が新境地というような事おっしゃってただけあって、何と言うか、これまでタイナカさんの楽曲寡聞にしてあまり触れる機会なくて恐縮なんですがその中で一応持ってたぼんやりとした印象とは異なるインパクトで、やービックリした。でもこういう系統の曲もあいますね。ダンサーさんもついてました。
・ご本人としては一時期とても悩んだ時期があって、そんな中で今回の作詞家さんを紹介してもらって新曲が出来たとのこと。アーティストさんも、方向性とか考え出すと頭抱えてしまいそうで、キツそうだよなーと思います。
・そういう真剣なお話もありましたが一方で新曲を終えたあとすかさず3曲目につなげる筈が音がうまくでなくて数秒経過したところでタイナカさんが間に耐え切れず予定外のMCを開始したりとか(“もっと間を大事にしろ”と怒られたりするそうですが我慢できなかったらしい)その中で“ライブで空中から登場したいという夢があって。弾き語り系だけだと宙に浮けないでしょう?”みたいなコミカルなネタが続いて面白かったです。
・全アーティストのステージが終了して、ラストはイベント名にちなんでガールズバンドてことでプリプリの『ダイヤモンド』を女性トリオ+男性1名で熱唱。声合わさってユニゾンなった時の響きっぷりと、交代でのハモリとが何ともステキでした。会場の盛り上がりも大層なことになってました。
・バンドメンバーやスタッフさん達も含めた出演者一同が挨拶して退場した後もまだアンコール拍手続いて、しばらくしてもう一度アーティスト4名が登場して再度挨拶して手を振りながら袖に向かって終了。
同レーベルのアーティスト陣によるイベントということで、良き仲間でありライバルでもある彼女たちのいきいきとした個性と聴き応えのある楽曲に触れることが出来たライブでした。ユンナのステージ(及びハリキリMC&ノリノリパフォーマーっぷり)も味わえたし、充実した時間を過ごせてよかったです。