凛として!in 池袋シアターグリーン(11/8)

正午の回観てきました。以下感想的な。
・3度目の観劇はやや会場の後方からながらも全体見渡せて動きがわかりやすかったとも。
北原沙弥香さんは独特なセリフ回しと響く声質がほんと印象的だなーと観劇重ねるごとに思いました。はしゃいでるシーンの高音と低めの声色で凄むような場面の違いなどのギャップもいい感じで。
・“遠藤課長の来訪”“志信と佐久間医師のカウンセリング”“宇宙義賊のアジト”といった3つの重要な転換点が存在するこちらの物語、内容的にはいくらでも重くする事は可能と思われるのだけど、語りたいテーマは登場するキャラクターがさりげなく口にしていて、ストーリー自体の流れが滞ることはない。
・迷いなく行動しているように思える凛にしてもその友人が以前彼女の重大な秘密を打ち明けられていた事が語られていたりするけど、その葛藤で立ち止まるよりも前に進むことを選んだ彼女は、一時心が離れそうになった姉と妹との関係性も修復し、より羽ばたくことになった。「七海凛として、一人でやれるところまでやってみる」そういう物語の主人公としてやっぱり三好さんの存在感やキャラクターはぴったりだったなと改めて思ったりしたのでした。
・1回目終演後、アフタートークショー開始。準備する際火星人ミズノミ役の山村真也さんがマイクのコード送りしてたり平役の岩崎亮さんがセットを整えたりといった様子が役柄そのままの衣装ということもあってなんか面白かった。
・用意も出来て司会を務める脚本・演出の中村純壱郎さんが皆を呼びこみ、主役の三好さんをはじめ一同登場…と思いきや出てきたのは三好さんだけ(しかも他の人がいないので躊躇してるところを半ば強引に押し出される形で)。
・戸惑っている彼女に後から出てきた出演陣からお祝いの言葉とケーキが。そう、この日は三好さんの誕生日だったためサプライズが行われたのでした。会場含めた一同からハッピーバースデーの合唱が贈られて感激の面持ちの三好さん。おめでとうございます。
・その後のトークショーでは岩崎さんから三好さんにセリフを噛まない秘訣について質問がきたり、北原さんが羽曳野役の谷中田善規さんをお爺ちゃんと呼んでコントを強制してくるとの訴えがあったり、その北原さんは更に岩崎さんをお父さんにそっくりだと主張して稽古場は家族が2人もいる感じだったとニコニコしてたり、山村さんと是永さんと谷中田さんが劇中のコミカルシーンを再現してみたりといった具合に色々と語られてました。
・そんな中、袖近くに座っていた課長役のNaoさんが隣にいた村上東奈さんになにやら耳打ちしてたかと思うと村上さんがケーキを持っていた山村さんに話してそのままケーキが袖にさり気なく送られていったなんて光景があったりして何かちょっといいなーとか思ったりしてました。
という具合で、3回観劇の機会あったこちらの作品、全体的にトーンは上向きに保たれながらも色々と気持ちが込められてる物語だと思いました。観れてよかったです。