BS-TBS開局10周年記念企画『ファッショナブル』 in ル テアトル銀座(6/20)

11:30の回行ってきました。以下感想とか(ヘロヘロ申し訳&念のためネタばれ注意です)
・2度目の観劇ということで、1人ひとりの役柄とメンバー自身の結びつきみたいのを読み取りやすくなった感じ。
・加えて前回は公演始まってまもなくの頃だったけど今回は東京楽の一つ前のてことで皆キャラクターを自分のものとして表す力が増してるように感じるというか。
・単純に今回かなり前方の席でステージを間近に感じられたことによる効果もあるかもしれないけど、それでも舞台上の世界からの吸引力が強くなってるんじゃないかと。
・改めてみて、プライドあるがゆえに店及びライバルの不調にイラ立ち気味の売上げNo.1店員も、ちょっとちゃっかりしてるけど学ぶべきところは学びたいという意欲もあるミッツィーさん・リンリン演じる年少組も、引き抜き話を匂わせちゃったりする自負心高めガール&英語堪能(という設定の)天然さんというバイヤーコンビも、要所で登場して場を引き立てるカリスマガールも、それぞれ魅力あるよなと思いました。
・そんでもって今回もやっぱカメさんすげーなーと。普段のイメージとのギャップ効果もあるんだろうか、それにしても普段はほんわか優しくそれでいてしっかりしていて親身になって主人公を支え、いざという時にはきちんと言うべきことばを伝えることもいとわないという役がぴったりハマってたと思います。
・でもやっぱしギャップ効果もあるよな…と思ってたらカーテンコール時の挨拶でしっかりご本人からいつものほやほやした口調で、背中を押してあげる役を演じていて自分もそういう人に近づいてきて…みたいな発言があって会場から一斉にエエーの声をくらっててああ、亀井さんここにあり、と何故かホッとしたりも(いやでも実際のとこ根底でしっかりしてる方だと思いますけど)。
・同じくカーテンコールで楽屋における蚊との戦いっぷり(5箇所も刺されたらしい)を明かしていた中島早貴ちゃんも佇まいにあった役柄だったと思います
・オーディションで選ばれてたお2人もしっかり挨拶してておおーと思った。
・それにしても一人ずつの挨拶聞けるって持ち味出て楽しいっすね。辰巳琢郎さんの「昔はアイドルの相手役だったのに…」みたいな冗談交じりの慨嘆とか、メンバーの挨拶からの流れで「今日父の日だって初めて知った!」「パパ可哀想!」「終わったら速攻でメールしよ!」という田中さんとか、ジュンジュンの「役柄だから辰巳さんの目隠しとかああいうことをしたので、本当はジュンジュンはとてもいい子なので…」的なニュアンスでの挨拶に「何度もトークしてきたと思うけどジュンジュンの(挨拶)は上がらないね…」とため息混じりで述べるマネージャーキャラまだ入ってる感じの加藤さんとか(「ありがとうございます!」というジュンジュンに「褒めてない!」とツッコむあたりも役柄さながら)。
・クライマックス〜終盤のたかーしさんの感情の入れ具合はほんと大したもんだわ。低音からの歌い出しの安定具合もさすがだし。今後単独外部作品出演って話もきっと出てくるんだろうなぁ。
・公演後半てことで新たに加わっただろう箇所でより個性が発揮される場面が増えたなとも思いました。特にジュンジュン、リンリンは持ち味上手く出せててGood。例えば予告無しに現れた芹沢に難癖つけられて頭に来てるところに「牛みたいなヤツだな、来なさい!」と赤布で挑発されて猛スピードで突っ込むリンリンとか、正体明かされてすごい人だと判明したのにいきなり「ジャーン!」と目隠しするジュンジュンを割と遠慮なくどつく辰巳さんとか(その後加藤紀子さんと田中さんがうつむいて笑いこらえてて、あとのシーンでも通り過ぎしなに加藤さんがジュンジュンの腕たしなめるようにペシッてやってったり、田中さんがジュンジュンに笑いながら声かけてたりなんて光景もみられてなんか楽しかった)。
・「パス!シュート!デンマーク戦も頑張って!」(だったっけ?)のシゲさんアドリブもグッジョブです。その後の場面で辰巳さんに芹沢のキャラのまま修正入れられて、てへっやっちゃった!みたいな反応もグー。
・↑の時レジの位置にいたカメさんが思わず素のウヘヘ〜みたいな笑顔で辰巳さんと顔見交わしててこちらも頬緩んだ。
・なんちゅーか、大人数を登場させてそれぞれに活躍の場を与えて盛り上げてまとめて…って大変なことなんだろうなーなんて感じたりも。個人的にはガキさんは前へ向いた役柄てのもやっぱ見たいななんて。勿論今回のも見応えあったし必要不可欠な立ち位置の存在だったとは思うんですが。
・でも8期のキャラクターがイキイキしてて今後また劇の機会があったらその活躍が楽しみになりました。
・この度の娘。ミュージカルはストーリーや構成がシンプルな分、色々想像する余地があるとも言えるのかなーなんて。ラスト、親子2人になるよう周囲がお膳立てするシーンあたりは、きっとマネージャーが前もって年長組にある程度の話を通していたんだろうとか。
・一度物語りを咀嚼して改めて各キャラの様子を目に出来るということで2回観る機会があってよかったなと思いました。
という具合で、色々感じる場面もあって娘。さんのいきいきした姿見ることが出来る舞台でした。
追記:そだそだ、リーダーの挨拶での「ジュンジュンとのシーンで毎回何言ってくるかドキドキした」「『お払い箱ダ〜♪』で毎回ハケる時「ジュンジュンむかつく!て言ってた(笑)」みたいなエピソードもオモロかった。やー演じてる際にこういうやり取りがあったとわかるとDVD化された時の再視聴の楽しみが増しますね)
追記2:辰巳さんと加藤さんのシーンではこの物語は師弟の別れという側面もあるんだよなと思い起こさせられたりも。お2人ともやっぱ演者としての実力高いなーと。