喜劇「ハムレット」&悲劇?「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」in 渋谷区文化総合センター大和田(5/24)

2回目の観劇。以下感想的な(一応ネタばれ注意あんど本当にヘッローヘロ内容申し訳)(ちなみに5/20感想はコチラ)。
・この日は部署のトップ及び1/3近くが出張でいなかったのを幸いに会社早引けしてバスで渋谷出てから徒歩で会場に。おかげで先日の必殺タクシーの術使用時より全然安く済んだ。
・席は1階後方。しかし場内は後ろに行くに従って傾斜がつけられてるのでステージは全然観やすかったっす。
・第2部登場なハイキングウォーキングさんたちは結構流れをつかんで練り上げてきてる印象受けました。普通にコント的にも面白かった。
・「まずルミネ行ってー」「ルミネとか言うな!」
・2部のラストのセリフの辺りは、あれ各回の芸人さんたちに結構任せられてるんすかね?こないだ観劇したNON STYLEさん時は結構キメゼリフ的なきっちりした文章でシメてたけど(ただしそこに至るまでの過程はまさにユニット名どおり)、この回ではハイキングウォーキング松田さんが「とりあえず、次回はモゴモゴしないよう気をつけます」みたくフツーに反省の辞述べて退出ってたっんで。
・で、第2部の物語が元々の作りとしてどういう風に構成されてるのかを知らない身としては、今回の上演に当たってその枠組みがどの位生かされてるのかとかについての感想とかは抱きようも無く、取りあえず2度観た上では、“ハイキングウォーキングさんの単独ライブいつか観たい”“ノンスタイル井上さん的なナルシスキャラは意外に(?)お芝居ハマるのかも・見得切るのとか様になってる気がする(ただしツッコミ役は傍に必須かも)”という具合な感想持ちました。
・第1部については、やっぱねー高橋さんすごいや、と。父を殺されて精神が壊れてしまって、幼い声で唄う時や不意に激しく嘆き叫ぶ時の表情、響く歌声。個人的には持ち前の天然ハツラツさを活かした舞台も観てみたくもあるけど、今作のような悲劇を演じるのもハマッてて、とにかく女優としての今後もまったくもって楽しみっすよねーと感じました。
あべこうじさん、さすがに存在感強かったなぁ。
・前回も思ったけど、こういう風に古典と呼ばれる作品を扱っている舞台を観る場合、予め知識を身につけてから物語に触れたらもっと深い解釈やらなんやら出来るんだろうなーとしみじみ感じてしまう。舞台に限らず古今東西の文学や映像にしてもそれこそ音楽や絵画にしてもそれぞれを生み出した人々が生きた時代の背景、当時信じられていた宗教や根底にあった思考法、更には気候や食生活なんてものまでを知識として吸収し理解した上で鑑賞した場合どういう風に受け取れるんだろう、という風に思ったりも。
・とまあそういったまとまらない思考は置いとくとしまして(置くのかい!)、今回も観応えある内容でした。表舞台にて喜び、怒り、嘆き、愛し、死を迎えるにあたってもスポットライトを浴びて倒れ伏す主人公たち、その周囲で語られない存在として登場する脇役たち、そこら辺取り上げた作品上演するにあたって芸人さんたちを呼んできたのが面白い試みってことなんだろうなー。