大人の麦茶第十九杯目公演『B・B〜bumpy buddy〜』in新宿 紀伊國屋サザンシアター(5/9)

コケティッシュさと凛々しさ併せ持つ魅力でハロプロ内で様々なメンバーを虜にしている(!)雅ちゃんとハンチョウで女子高校生役ハマってた演技系での活躍目立つ茉麻ちゃん出演の舞台観てきましたー。以下感想とか(ヘロヘロ記述申し訳&ネタばれ念のため注意)
雅ちゃん演じる特殊な力を持つゆえにクールで突き放すような物言いするけれど実際は真っ直ぐで人の気持ちを想うところがある坊屋(ボーヤ)と荒っぽいけど見るとこきっちりみてる馬場(ババ)、とある事件で初めて顔を合わせた2人、何かと(主にババが)衝突していたけれども徐々に互いを認めるようになっていく、そして追っていた事件の重要人物に関わる大きな出来事があって、その中で…という具合で(ちゃんとしたストーリー説明等はぜひ公式ブログを。)。
雅ちゃんの演じていたボーヤ、これまでチラシや公式サイトのストーリー説明等から想像してた格好よさは期待どおり!そこに更に人間味や優しさが加味されてる魅力的なキャラクターでした。自らの持つ能力に悩んでいたけれど、直情熱血で乱暴なものいいするけれど彼女の力も受け止める度量の持ち主ババと信頼関係構築していくところとかよかったなぁ。
茉麻ちゃんは帰還セヨでも発揮されたコミカルさがここでも全面的に活かされるのかな?と思いきや、ん?と思う一瞬があり、更に中盤彼女から語られるエピソードでこれはもしや、、となり、そして終盤のクライマックスでは…!うん、見事だ。あの眼光には息を飲まされたというか。演技も安定感あってさすがでした。
・保田さん、重要参考人物な位置づけ…しかし、という。ジャズシンガー役お似合いでした。歌、カッケーっすよ!亡き元夫とのひとときのシーンも見応えアリです。
・佳林ちゃん、登場シーンから微笑ましく舞台の雰囲気和ませるキャラクター、ただしクライマックスには彼女の存在が大きな役割果たします。やー、あの一連の場面ヤバいっすよ、もう。茉麻ちゃんも佳林ちゃんもすごいや。
・初日ということで皆さん緊張あるっぽくて、特に雅ちゃんは少し言葉に詰まってしまったとこもあったけど、全体的にボーヤという一見ナマイキな小娘刑事を魅力的に演じてました。佇まいがなんとも粋というかぶっきらぼうな物言いも惹かれる要素になってる感じで、ほんとよかったっす。
・何となくですが、和泉宗兵さん演じる劇団の方たちが演じる各役柄の中にこれまで上演された作品におけるキャラクターのかげをチラッと感じることがあって。和泉さん池田さん並木さんは1974の、宮原さんはタイガーブリージングの…みたいな。や、でも気のせいかも。
という具合で、とても観応えあり惹き込まれる舞台でした。サスペンスだけれども全体的にボーヤとババのやり取りが楽しく、絆が深まる様子がよくって、事件に関わる人々の描かれ方も、事の真相が明らかになる場面でのもうひとつの大切な事柄も心に残った。やっぱり大人の麦茶さんの作品好きです。もう一回観劇機会あるので流れをつかんだ上で各登場人物が物語世界で生きる姿を目にすることができるのが楽しみっす。
追記:パンフよりその1。佳林ちゃんさんが(ハロプロメンバー中では)貴重な猫派!
追記2:パンフよりその2。「1.あなたの「バディ(相棒)」は?」という質問の答えが個人的に沁みる…やすすさんイイヒトだ…。やっぱやぐやす大宴会ツアー行きたいなあ。
追記3:パンフよりその3。劇団の中神さんの書かれていた「第二弾、第三弾とシリーズでやってみたい作品でした」の言葉に頷く。メインのコンビ、いいと思いますよホント。で、第二弾にはぜひサキッチや岡井ちゃんあたりキャスティングを…(ってそれが目的か!)。あとちょっと2時間モノか深夜の自由に作れる時間帯のドラマ的テイストを(ホントいい意味で)感じたりも。締めのあたりの雰囲気で、ボーヤとババと、あと山城率いる班のメンバーとかでよく2時間ドラマのエンディングテロップと共に流れるみたいなテイストの映像みてみたいとか思ったりしました。