『猫目倶楽部』in 池袋シアターグリーンBIG TREE

昼の回行ってきました。以下感想(一応ネタばれ注意)
・この舞台は3公演観にいく予定なんですけどもいずれも結構前方で、演者の方を間近で見るたびにこちらがドギマギしてました。でもその内物語に引き込まれてあまり意識しないようになってきました。
・最初と最後に『猫目倶楽部』の3人による歌があるとは。こりゃーいいなあ。物語内でも倶楽部を結成してるだけあって振り付けも息合ってました。
椎名法子さんというと、speenaのカナコさんが作った曲を歌ってた方というのと、あと月刊Meoldixで司会してた印象持ってたんですが、今回は3人の中で一番しっかり者で、ちょっとちゃっかりした部分もありつつ他の2人を励ますお姉さんというキャラクターがいいなと思いました。関西弁もグーで。
・弥香さんは、何か個性的な喋り方するなー思ってたら途中で判明した設定になるほどーと。まっすぐさとボーイッシュな姿が魅力的だなと思いました。
・そして三好さん、初主演の舞台でしたが、とてもハマっててよかったです。格好良さと涙する乙女な部分と日常のおっとりさが交差する役柄に目を瞠らされたり切なくなったり笑ったり笑ったりしました(何で最後だけ2回も)。あと2回、ステージ上での活躍を観れるのが楽しみです。
・えーそれで忘れちゃいけないのがゲストのお2人で。ここはあれですね、何と言うか幕間というか、ここだけ素の三好さんの姿が浮き彫りに。この回登場したのがメロン村田さんと長年の相方である岡田さんだったというのも大きいでしょうけども、一生懸命役柄を通そうとしてるのに、ついついキャラクターが出てしまう三好さんの様子に、舞台端から主要登場人物役の阿部イズムさんが盛んに「お2人ともそれくらいで」「三好さんのライフはゼロです!」とゲスト陣の暴走を抑えようとしてたのが愉快でした。
・「岡田キック!岡田キック!」
・村田さん岡田さん演じる婦人警官に挟まれて年齢訊ねられ「21歳です」と答えるも「お肌で年齢ばれる」とか西暦聞かれたりして詰まる三好さん。「1981年…」とか口走ってましたがそれじゃ本来より上だよ!
・で、最後の歌終わって出演者が並び、三好さんから全員の紹介と本当にいい人ばかりで暖かい中で演技が出来て嬉しい、千秋楽まで頑張るので見守ってください(ウロ覚え)みたいな挨拶があってから、平日昼間特典的なトークショー開始。三好さん、椎名さん、弥香さんが舞台セットでもあるテーブル囲んで他のメンバーから事前に寄せられてた質問に答えるという方式。司会は脚本の坪田文さん(空間ゼリー)でした。
・聞かれた内容は、ウロ覚えですが3人はすごい食べてるのにプロポーションどうやって保ってるのか、みたいなこと(猿田瑛さん、細田喜加さん)、その流れで椎名さんはちゃんと寝てるのか(稽古場入りがとても早いので)、初デートの場所はどこか(こちらは龍弥さんから。用紙を無くしてしまったけれど僕も質問していいですか…ととても低姿勢な前書きあり)、あとゲストの2人から質問というかほぼ三好さんへのツッコミと日々のネタ披露と告知とがありました。
・食いしん坊エピソードとして、稽古中の昼食にホカ弁2種類を並べて食べてた、という目撃証言されて「あれは事故です!」と釈明する三好さん。なんでも、お弁当1つとおかずのみ、というチョイスをしたはずが何故か弁当2種が来てしまい、いいや、食べちゃえ!という流れだったらしい。
・椎名さんは稽古場に大体1時間前には来ているらしい。猿田さんが頑張って早く来てもいつも2番手で、唯一勝った?のは椎名さんが休みの日だった。管理人さんに早いよ!と怒られたこともあるらしい。
・初デートがラーメン店でもOK!と言う弥香さん、一同にえー!?と疑念呈され、それぞれ「水族館」「海とか森とか、自然なところ」みたく答えた椎名さん、三好さんに2人が正解です、と譲ってた。
・三好さんについて聞かれて「スピリチュアルな方ですね」と答えた村田さん。エルダークラブのライブ後にメンバー全員にそっち系の診断ぽいことやってたらしい。中澤姐さんや安倍さんや保田さん達にもやってたとのことですが三好さん度胸あるな〜。
・ディナーショーの告知するも言葉の切り方がちょっとまだ続きありそうな感じだったため次を待ってた会場の沈黙に「なんで無視すんのー!!」と叫ぶ岡田さんと、慌てて拍手する観客一同。
・てな感じで他にも色々語られつつ、最後にもう一度三好さんが挨拶してトークショーも終了。

全体的に、ストーリーの流れやエピソードの入れ方が好みだなーと思いました。脚本家さんが三好さんからインスピレーションを得て出来た話というのが頷ける感じ。伝えたいメッセージを真っ当に、でも押し付け過ぎずに感じさせられるような、それでいて明るさ楽しさも散りばめられていて、素敵な舞台でした。おすすめです!