『今日も、ふつう。』in新宿シアター モリエール(12/11)

観てきました。職場からもそう遠くないし余裕持って着けるかなー思ったら会社最寄駅でいきなり電車遅れててどうなるかと思った。でも10数分前くらいには到着出来てよかったです。以下感想(ヘロヘロ&抽象的ですけども念のためネタばれ注意)
・あ、結構入りやすい導入部だ。いいっすね高校生、爽やかでー、とかノンビリ見てたらあれよあれよと言う間にー。なんっちゅーかアロッタファジャイナさんの作品は単プルな頭の持ち主にとっては場面転換の連続でしばらく車窓から見える電柱を目で追いかけるように「早!早!」て感じでした。でもいつの間にかストーリーの中に引き込まれた。
美クラWリーダーの1人である阪田瑞穂さんも演技部門での存在感増してる山川紗弥さんもキャラクターがそれぞれの個性になじんでいていい感じでした。てか山川さんほんとすごいな。制服姿ハマッててグー。
橋本愛実さん、随分と大人っぽい。役柄的な部分もあるんだろうけども。
・あと今回の観劇では個人的にストーリーテラー的な登場人物にシンパシー覚えるところが結構大きいのかもなーと改めて思いました。これまで観た舞台で言えば『1999.9年の夏休み』での本田有花さんとか、『ファニーバニー』で阪田瑞穂さんが務めた役柄でしょうか。オスカーメンバー以外では『リボンの騎士』におけるマコラッチョもそうかも。もちろん演じてる方々自身の魅力も大きいんですけど。その意味で今回は清浦夏実さん演じるシアンというキャラクターが物語を追う立場から見て止まり木のように落ち着ける立ち位置のように感じられました。
安川結花さんは、前回の『ルドンの黙示』では初っ端から特別な場所に立っている役だったけれど、今回は一般的に元気な(ちょいブラコン入ってるけども)シャキシャキしたメガネ女子高生でこういう姿もいいですねー思ってたら、こちらもまた中盤あたりからクライマックスにかけてドーン!すごい、すごいです…。まさに舞台で生きてるという表現が相応しい女優さんだと思った。
・幕切れの後、明るくなって役者さん達が挨拶に現れても客席側がしばし呆然としたままというような(もちろん拍手は起きましたが)本当に印象深い作品でした。明日もう一度観るチャンスがあるので、今回観切れてない(多分そういう所ばかりと思う)箇所を少しでも読み取れたらいいなと思います。