劇団ゲキハロ第9回公演『三億円少女』in池袋サンシャイン劇場(9/25)

11時半の回観てきました。以下感想的な(ヘロヘロ+ウロ覚え申し訳&一応ネタばれ注意で)
・19、20日にかけてサキッチ、雅ちゃん、徳さんと3人の演技を鑑賞したこちらの舞台。ピーチッチさんの主演バージョンはどういう感じになるのかという興味と、作品自体をど〜してもまた観たくなったというのもあって金曜にTICKETS@TOKYOに登録、当日券予約をして上演日の朝に引替えるという荒業(自分の懐具合的に)を発動してしまいました。そして観た嗣永さんの演技、さすがでした。人一倍多忙な中、稽古時間が少なかったとは思えない安定度と豊かな感情表現に唸らされました。
・具体的には、純弥に詰め寄る場面の激しさや、一朗に語りかけるシーンにおけるトーンの静けさなど、抑揚の使い分けが見事だなぁと。
友理奈ちゃんBar.の明美は、クライマックスでハカイダーを助ける際の啖呵が何とも格好いい。
雅ちゃん緑とサキッチ香澄の場合、おバカちゃんズを彷彿とさせられなくもないような。
・糸江の腹話術マネ、好きです。
・もし、ということを考えてしまうと、一朗が何度も切望したであろう、“あの時”に依子の間で感情の相違と行動のすれ違いが起きた際にそれを埋められていたならばどのような未来が訪れたのか、というところまで想像してしまう。エンディングで描かれた高幡不動の初詣をはじめ、たまの休みには季節に応じて2人で出かけて楽しい時間を過ごし、やがて夫婦となり子も生まれ和やかな(でも一朗の場合生来のおっちょこちょいゆえに多少ドタバタしそうだけど)家庭を築いていったんだろう、とか。その場合旅館「まほろば」はここまでさびれてなかったすかね。まあ時代の趨勢でどちらにせよ傾くのはやむを得なかったのかもしれないですが。
・間合いの取り方とかセリフの言い方とか、結構各キャストの解釈に任されてる部分もあるのかなーとも改めて感じたり。
・アフタートークショーでは、嗣永さん+途中からのゲストに中神一保さん、肥後あかねさん、そして翌日朝に主演務める茉麻ちゃんが登場。
・「すべての人間は皆、死にたいのだ」とか自分の頭に銃身突きつけつつハカイダーのセリフ言いながら出てくる茉麻ちゃん。迫力がちゃんと出すぎだ!
茉麻ちゃんと嗣永さんのコンビネーション、お互いへのイジりとツッコミのバランスとかがほど良い感じでグーですね。
・小指について言及された際、「皆さんの愛を受けるためのアンテナです」なんて言葉がパッと出てくるあたり、やはりすごいわーと。
・あと皆が主役やるに当たって緊張する、とか泣きそうになっていたけれど、今回緊張せずにやれた、とさらっと述べられるというのも芯が強いなぁと思います。
茉麻ちゃんがハワイでずっとセリフ合わせに付き合ってくれたというエピソードは素敵っすね。その後に、当日の朝も寝癖を直してもらってて、“茉麻がいなきゃ何も出来ないんだから”“そんなことない!”的なやり取りがあってそこら辺含めていい関係性だなーなんて。
・インタビュー受ける側なのに、他のゲストへネタ振り及び自らへの感想を求めていく嗣永さん、ほぼMC化してたような…さすがはソロパーソナリティ歴長いだけある。
・嗣永さんが万里子を演じてる時について、パネル持ってる時でも小指が立ってることに着目していた肥後さん。
トーク中、少し間が空きそうになった際にすかさず「やってみたかったこといいですか?」と手を挙げ、手伝ってください、と中神さんを前にして明美の真似をする嗣永さん。声をかけた茉麻ちゃんを「まだ続きあるの!」と留めるもタイミングかテンポかがずれちゃった〜的に嘆息する嗣永さんに、「明美は小指立たない」と冷静に指摘する肥後さん。ここら辺の流れとか何とも面白かったです。
・依子が「一朗ちゃん、男らしゅうなったね」という言葉に「おう、お前もな(ウロ覚え)」と返されて「え、うち、男らしい?」と問う一連のシーンにおいて、自分の場合だけ反応が…と気にする茉麻ちゃん。いやいやいやいや、そりゃ去年のゲキハロとか格好いい役だったけど、それこそ今日言われてたみたいに凛々しさが素敵ってことですし。
ということで、再び観ることが出来て、よかったです。
あと、DVD化について幾つかのサイトさん通じて情報を得ました。
[DVD] 劇団ゲキハロ第9回公演『三億円少女』

仕様
商品番号 PKBP-5135
JAN 4942463603359
メディア DVD
組枚数 1
製作年 2010年
レコード・フォーマット 片面2層
サイズ 16:9
リージョン 2
画像 カラー
Encoding MPEG-2
音声 日本語: Dolby Digital ステレオ
内容
劇団ハロゲキ第9回公演『三億円少女』がDVD化!! 昭和最大のミステリーと呼ばれる「三億円事件」をモチーフとした舞台にBerryz工房が挑戦! 「この芝居、今日の主役は私です」Berryz工房のメンバーが日替わり主演! 本作は、2010年9月18日〜26日 東京・池袋サンシャイン劇場、10月16日、17日 大阪 イオン化粧品シアターBRAVA!で行われた公演より、9月23日 管谷梨沙子主演公演の模様を収録。2010(平成22)年の秋が舞台。1968年に起きた「三億円事件」をモチーフに、過去と現在が交差して、事件のもう一方で巻き起こった悲しい恋を描く。

特典:日替わり主役(他メンバー6名分)公演を2時間収録

とーくーてーん〜!依子が上京してまほろばを初めて訪れる場面、一朗の止まった時間を受け止め語り合う場面、純弥とのやり取り、身代わりになって現場に向かうシーン、そしてラスト…うわー入れて欲しい箇所が数え切れないんすけどー!てか本当は全員分のバージョン欲しいよー!リボンの時みたく。あとファンクラブで舞台裏の様子とかアフタートークショー収録したやつもぜひ作ってくださいな。