ゲキハロ第13回公演『我らジャンヌ〜少女聖戦歌劇〜』 in 池袋サンシャイン劇場(9/7)

18時半の回(REVERSE)を観てきました〜以下感想的な(ヘロヘロ申し訳&念のためネタばれ注意)。
・教習所行ってみきわめ落ちて凹んだ気持ちで高崎線に乗車するも、これからBerryzスマイレージによるゲキハロ最終公演、しかも8月の前夜祭で相当な期待度となってた舞台を観れるんだってことでテンション回復、ちょいとばかし本屋に寄り道してから文化会館へ。しばらく待ってたら10分前位にロビー開場てことで中に入れてもらえた。パンフとDVDが別売り場だったのでこれ幸いと購入し、時間になって場内へ移動。
・この回はやっぱ早めに観たいなというのとリピーター特典につられてe+通じて購入したので席は中央からやや後方。でも全体見渡せて結構いい感じ。
・福田かにょんさんによる場内アナウンス(さすが滑舌よく落ち着いてる)の後、真心さんと共演の皆さんによるフランス史講座。フランスのお偉いさん達は同じ名前ばっかというのとイングランドとの関係がややこしや〜ってことっすよね。以前ソニン出演のヘンリー6世観に行った時もなんじゃこのわけわからん関係はー(そしてシェイクスピアのジャンヌの扱いヒドい!)と思ったけど、ここら辺は再度観る前にも一度予習しておきたいっすわ。
・そんでもって、再度花音さんアナウンスあって少しして、開演。
・わーいいわー福田さん。度胸があり、友人を強く気遣い無茶な要求をする人々に憤慨を露わにするも、友自身の決意が固いことを知り、葛藤を振り切り協力する。レジスタンスと相対する場面、和田さん演じるジジを諭したり心を訴えたりする姿が、福田さんとしての持ち味を感じさせつつ着実にその世界の人物として立っていると思える。歌も、声量あって安定してて伸びやかで聴きやすくて、あとこれは田村芽実さんもだけど語尾の切り方がミュージカル向きな感じでこれまたいいんすよね。
茉麻ちゃんああいうきっぷのいい姐御な役柄似合うよなぁ。
中西香菜さん、思ってた以上に歌い方安定してるしキャラクターもハマッててよかった。
佐紀ちゃんと徳さん、もとい千奈美ちゃんの配役については…や、2人がコンビ組んでる光景は楽しいし、コメディエンヌ的なキャラはありだし必要とも思う。それに、彼女達については死守セヨやシュガースポットで味わわせてもらった感情の大きさを今でも、そしてこれからもずっと覚えているから、そしてあれらの作品を観た人には伝わっていると思っているから、だから大丈夫です。まあ全員が持ち味や実力を発揮仕切れるように配役するのは難しいだろうし、そこまで求めるのもあれですよね。
・ってそこら辺の勝手な感傷は置いといて、田村さんこちらのキャラクターもいいな。ただ前夜祭でのあの圧倒的な歌唱と存在感からして、レジスタンス側の役柄も相当楽しみ。
・タケちゃんさんと勝田さんのキャラクターは、ちょっと後日譚を観たくなるなー。TRUTHでは彼女達2人を佐紀ちゃん千奈美ちゃんが演じるのかーそれは楽しみかも。
・そして、メインの2人について。以前菅谷さんはぷりつぅ!のCDで歌う際に歌詞に感情移入するみたいなこと述べてた気がするけど、本当そういう状態だった。求めるもの、自らが志すこと、守るべき者たちが確かにあって、でも願いは果たせないまま断ち切られ、でも強い想いが残るがゆえに自分を受け継ぐ少女へ願いを託す、愛した者、大切なもの達に眼差しを向ける、様々な場面で、ジャンヌとしての存在感を感じさせる、寂しげに、切なげに、しかしその佇まいは場内の視線を惹きつけずにおかない。歌声に込められた感情は聴くものの心を揺さぶらずにはおかない。
・そんな菅谷さんと、最初は儚げな花売り娘として登場した和田さんが、ジャンヌと出会い、その兄妹達に望みを託され、自らの進む道を選び取っていく過程において、2人がシンクロする様子。これまたもーすごい光景でした。幾つかの場面があるんですが、両者が手を合わせ、眼差しを交わし、共にこちらに顔を向けて歌う姿、縒り合された唄う声に目も耳も釘付けになるっていうか。
・他のキャストさん達では、ピエール役の山本匠馬さんと将軍役の逆木圭一郎さんが特に印象的で。ジジとピエールが言葉を交わすあの場面や、オープニング、そしてクライマックスでの将軍の表す感情、それぞれ登場するシーンで存在感あってすごいなーと感じました。
という具合で、空間を支配、魅入らせる瞬間が幾つもあって、歌や演技で何回も圧倒されて、本当、充実した時間を味わわせてもらいました。TRUTHも、そしてMARBLEも観るのが楽しみです。